【アップデート】 AWS Config で新たに 77 種類のリソースタイプがサポートされました

【アップデート】 AWS Config で新たに 77 種類のリソースタイプがサポートされました

AWS Config が 77 個の新しいリソースタイプに対応しました!
2026.10.14

こんにちは!クラウド事業本部のおつまみです。

みなさん、AWS Config 使っていますか?リソースの設定変更履歴を追跡して、コンプライアンスチェックに活用されている方も多いと思います。

今回 AWS Config で、なんと 77 個 の新しいリソースタイプがサポートされました!今年 1 月の 21 個、8 月の 15 個と比べてもかなり大規模な拡張です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/10/aws-config-new-resource-types/

早速確認してみよう!とのことで、今回は概要と注目リソースタイプについてご紹介します。

3行まとめ

  1. AWS Config で 77 個の新しいリソースタイプがサポート
  2. Amazon EC2・Amazon S3 Files・Amazon Q Business・Amazon GuardDuty・AWS Systems Manager など幅広いサービスが対象
  3. 既に「すべてのリソースタイプを記録」設定を有効化している場合は自動的に追跡され、Config ルールと Config アグリゲーターでも利用可能

アップデートにより何が嬉しくなったのか

AWS Config は、AWS リソースの設定変更を継続的に記録・評価するサービスです。リソースの設定変更履歴の保管、Config ルールによるコンプライアンス評価、変更の追跡などに活用できます。

しかし、AWS Config がサポートしていないリソースタイプについては、設定の追跡や履歴管理ができませんでした。

今回のアップデートにより、以下のメリットがあります。

  • カバレッジの大幅な拡大: 77 個ものリソースタイプが一度に追加され、より広範囲のリソースを発見・評価・監査・修正できるようになった
  • 新しめのサービスにも対応: Amazon S3 Files・Amazon Bedrock AgentCore・AWS Security Agent・AWS Parallel Computing Service など比較的新しいサービスのリソースも対象に
  • セキュリティ設定の変更管理がしやすく: GuardDuty のエンティティセット、Amazon Inspector のコードセキュリティスキャン設定、ECR のレジストリスキャン設定などが追跡可能に
  • 自動適用: 「すべてのリソースタイプを記録」設定を有効化している場合、これらの新しいリソースタイプは自動的に追跡対象になる

追加された 77 個のリソースタイプ

今回サポートされた新しいリソースタイプは以下の通りです。

No. リソースタイプ サービス
1 AWS::ApplicationAutoScaling::ScalableTarget Application Auto Scaling
2 AWS::ApplicationSignals::Discovery Amazon CloudWatch Application Signals
3 AWS::APS::AnomalyDetector Amazon Managed Service for Prometheus
4 AWS::APS::ResourcePolicy Amazon Managed Service for Prometheus
5 AWS::ARCRegionSwitch::Plan Amazon Application Recovery Controller(Region switch)
6 AWS::Batch::QuotaShare AWS Batch
7 AWS::Batch::ServiceEnvironment AWS Batch
8 AWS::BedrockAgentCore::PaymentConnector Amazon Bedrock AgentCore
9 AWS::BedrockAgentCore::ResourcePolicy Amazon Bedrock AgentCore
10 AWS::Braket::SpendingLimit Amazon Braket
11 AWS::CleanRooms::IdMappingTable AWS Clean Rooms
12 AWS::CleanRoomsML::ConfiguredModelAlgorithm AWS Clean Rooms ML
13 AWS::CloudWatch::AlarmMuteRule Amazon CloudWatch
14 AWS::Connect::UserHierarchyStructure Amazon Connect
15 AWS::ConnectCampaignsV2::Campaign Amazon Connect(アウトバウンドキャンペーン)
16 AWS::CUR::ReportDefinition AWS Cost and Usage Report
17 AWS::DataSync::LocationAzureBlob AWS DataSync
18 AWS::DataSync::LocationFSxONTAP AWS DataSync
19 AWS::DataSync::LocationFSxOpenZFS AWS DataSync
20 AWS::EC2::TransitGatewayMeteringPolicy Amazon EC2(Transit Gateway)
21 AWS::EC2::VPCCidrBlock Amazon EC2(VPC)
22 AWS::ECR::RegistryScanningConfiguration Amazon ECR
23 AWS::EKS::Capability Amazon EKS
24 AWS::ElementalInference::Feed AWS Elemental Inference
25 AWS::EntityResolution::IdNamespace AWS Entity Resolution
26 AWS::Glue::Blueprint AWS Glue
27 AWS::GuardDuty::ThreatEntitySet Amazon GuardDuty
28 AWS::GuardDuty::TrustedEntitySet Amazon GuardDuty
29 AWS::HealthLake::DataTransformationProfile AWS HealthLake
30 AWS::InspectorV2::CodeSecurityScanConfiguration Amazon Inspector
31 AWS::IoT::Logging AWS IoT Core
32 AWS::IoTWireless::WirelessDeviceImportTask AWS IoT Wireless
33 AWS::LicenseManager::Grant AWS License Manager
34 AWS::LicenseManager::License AWS License Manager
35 AWS::Lightsail::DatabaseSnapshot Amazon Lightsail
36 AWS::MediaConnect::RouterInput AWS Elemental MediaConnect
37 AWS::MediaConnect::RouterNetworkInterface AWS Elemental MediaConnect
38 AWS::MediaLive::Multiplex AWS Elemental MediaLive
39 AWS::MediaLive::Node AWS Elemental MediaLive
40 AWS::MediaLive::SdiSource AWS Elemental MediaLive
41 AWS::MediaPackageV2::ChannelPolicy AWS Elemental MediaPackage v2
42 AWS::MediaPackageV2::OriginEndpointPolicy AWS Elemental MediaPackage v2
43 AWS::MediaTailor::ChannelPolicy AWS Elemental MediaTailor
44 AWS::NeptuneGraph::GraphSnapshot Amazon Neptune Analytics
45 AWS::Notifications::EventRule AWS User Notifications
46 AWS::Notifications::NotificationHub AWS User Notifications
47 AWS::Omics::Configuration AWS HealthOmics
48 AWS::Omics::WorkflowVersion AWS HealthOmics
49 AWS::OpenSearchServerless::CollectionGroup Amazon OpenSearch Serverless
50 AWS::PCAConnectorAD::ServicePrincipalName AWS Private CA Connector for Active Directory
51 AWS::PCS::Cluster AWS Parallel Computing Service
52 AWS::PCS::ComputeNodeGroup AWS Parallel Computing Service
53 AWS::PCS::Queue AWS Parallel Computing Service
54 AWS::QBusiness::DataSource Amazon Q Business
55 AWS::QBusiness::Index Amazon Q Business
56 AWS::QBusiness::Permission Amazon Q Business
57 AWS::QBusiness::Plugin Amazon Q Business
58 AWS::QBusiness::Retriever Amazon Q Business
59 AWS::QBusiness::WebExperience Amazon Q Business
60 AWS::QuickSight::OAuthClientApplication Amazon QuickSight
61 AWS::RTBFabric::InboundExternalLink AWS RTB Fabric
62 AWS::RTBFabric::RequesterGateway AWS RTB Fabric
63 AWS::S3Files::AccessPoint Amazon S3 Files
64 AWS::S3Files::FileSystem Amazon S3 Files
65 AWS::S3Files::FileSystemPolicy Amazon S3 Files
66 AWS::S3Files::MountTarget Amazon S3 Files
67 AWS::SecurityAgent::Application AWS Security Agent
68 AWS::SecurityAgent::TargetDomain AWS Security Agent
69 AWS::SES::MailManagerAddressList Amazon SES(Mail Manager)
70 AWS::SSM::MaintenanceWindow AWS Systems Manager
71 AWS::SSO::Application AWS IAM Identity Center
72 AWS::Timestream::InfluxDBCluster Amazon Timestream for InfluxDB
73 AWS::Timestream::InfluxDBInstance Amazon Timestream for InfluxDB
74 AWS::Transcribe::VocabularyFilter Amazon Transcribe
75 AWS::Wisdom::AIGuardrail Amazon Connect(Wisdom)
76 AWS::Wisdom::Assistant Amazon Connect(Wisdom)
77 AWS::WorkSpacesWeb::NetworkSettings Amazon WorkSpaces Secure Browser

注目のリソースタイプ

数が多いので、公式アナウンスで名前が挙がっているサービスと、運用・セキュリティの観点で影響が大きそうなものをピックアップしてご紹介します。

AWS::S3Files::FileSystem / AccessPoint / FileSystemPolicy / MountTarget

概要

Amazon S3 Files のファイルシステム、アクセスポイント、ファイルシステムポリシー、マウントターゲットの 4 つのリソースタイプが追加されました。公式アナウンスでも主要サービスとして名前が挙がっています。

重要性

ファイルシステムポリシーやアクセスポイントはデータへのアクセス制御に関わる設定です。これらの変更履歴を Config で残せるようになったことで、S3 Files を本番利用する際のガバナンスが効かせやすくなりました。

ユースケース

  • ファイルシステムポリシーが意図せず緩和された場合の検出
  • マウントターゲットの追加・削除など、ネットワーク到達性に関わる変更の監査
  • 複数アカウントにまたがる S3 Files リソースの棚卸し(Config アグリゲーター)

AWS::EC2::VPCCidrBlock / AWS::EC2::TransitGatewayMeteringPolicy

概要

EC2 関連では、VPC の CIDR ブロックと Transit Gateway のメータリングポリシーが追加されました。1 月のアップデートで追加された AWS::EC2::SubnetCidrBlock に続き、今回は VPC 側の CIDR ブロックも追跡できるようになっています。

重要性

VPC への CIDR ブロックの追加・削除は、ルーティングやピアリング、IP アドレス設計に影響する重要な変更です。Config で個別リソースとして追跡できると、ネットワーク構成の変更管理がしやすくなります。

ユースケース

  • 想定外の CIDR ブロックが VPC に追加された場合の検出
  • IP アドレス設計(重複防止など)に関するルールでの評価
  • Transit Gateway 周りの設定変更の監査

セキュリティ関連のリソースタイプ

今回はセキュリティサービスの設定系リソースも多く追加されています。

リソースタイプ 追跡できるようになった設定
AWS::GuardDuty::ThreatEntitySet / TrustedEntitySet GuardDuty の脅威エンティティセット・信頼済みエンティティセット
AWS::InspectorV2::CodeSecurityScanConfiguration Amazon Inspector のコードセキュリティスキャン設定
AWS::ECR::RegistryScanningConfiguration ECR のレジストリ単位のスキャン設定
AWS::SSO::Application IAM Identity Center のアプリケーション
AWS::SecurityAgent::Application / TargetDomain AWS Security Agent のアプリケーション・ターゲットドメイン

特に GuardDuty の信頼済みエンティティセットは、登録内容によって検出結果に影響する設定です。こういった「セキュリティ対策の効き方を変えてしまう設定」の変更を記録・検知できるのは嬉しいポイントです。

https://dev.classmethod.jp/articles/introduction-2024-amazon-guardduty/

また、運用面では AWS::SSM::MaintenanceWindow(Systems Manager のメンテナンスウィンドウ)や AWS::CloudWatch::AlarmMuteRule(CloudWatch アラームのミュートルール)も追加されています。メンテナンスウィンドウやアラームのミュート設定は、意図せず変更されると監視・パッチ運用に影響するため、地味ながら追跡できると助かるリソースです。

設定方法

すべてのリソースタイプを記録している場合

「すべてのリソースタイプを記録」を有効化している場合、追加の設定は不要です。新しいリソースタイプは自動的に追跡されます。

特定のリソースタイプのみを記録している場合

  1. AWS Config コンソールにアクセス
  2. 「設定」からレコーダーの[編集]を選択
  3. 追跡したい新しいリソースタイプを選択して保存

または、AWS CLI で設定

aws configservice put-configuration-recorder \
  --configuration-recorder name=default,roleARN=arn:aws:iam::123456789012:role/config-role \
  --recording-group allSupported=false,resourceTypes=AWS::S3Files::FileSystem,AWS::S3Files::FileSystemPolicy,AWS::EC2::VPCCidrBlock

put-configuration-recorder は記録対象のリソースタイプを上書きする点に注意してください。既存の記録対象も含めて指定する必要があります。

Config ルールでの活用

これらの新しいリソースタイプは、Config ルールや Config アグリゲーターでも利用できます。

例えば、以下のようなカスタムルールを作成できます。

  • S3 Files のファイルシステムポリシーが想定外の Principal を許可していないかを確認
  • ECR のレジストリスキャン設定が組織の基準(スキャン方式など)を満たしているかをチェック

対応リージョン

今回追加されたリソースタイプは、各リソースが利用可能なすべての AWS リージョンでサポートされています。

注意点

コスト

  • AWS Config は記録される設定項目の数と Config ルールの評価数に基づいて課金されます
  • 「すべてのリソースタイプを記録」を有効化している場合、今回追加された 77 個のリソースタイプも自動的に追跡対象となり、該当リソースが存在する場合は記録コストが発生します
  • 今回は追加数が多いため、特に利用サービスが多い環境では、アップデート後しばらくは Config のコスト推移を確認しておくと安心です

記録対象を絞りたい場合

  • 「すべてのリソースタイプを記録」を使いつつ、不要なリソースタイプだけを除外する設定も可能です
  • 監査要件上不要なリソースタイプがある場合は、除外設定でコストをコントロールしましょう

既存環境への影響

  • 「すべてのリソースタイプを記録」を有効化している場合、自動的に新しいリソースタイプが追跡されます
  • 大量のリソースがある場合、初回の設定記録に時間がかかる可能性があります

まとめ

今回は AWS Config が Amazon EC2・Amazon S3 Files・Amazon Q Business など 77 個の新しいリソースタイプに対応したアップデートをご紹介しました。

今年に入ってからの追加の中でも最大規模で、新しめのサービスやセキュリティ・運用系の設定リソースまで幅広くカバーされたのは嬉しいアップデートです。「すべてのリソースタイプを記録」を有効にしている場合は追加設定なしで対応されるので、ぜひ Config のリソースインベントリを確認しつつ、コストへの影響もあわせてチェックしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!
どなたかのお役に立てれば幸いです。

以上、おつまみ(@AWS11077)でした!

参考

この記事をシェアする

AWSのお困り事はクラスメソッドへ

関連記事