
Amazon Q Developerを駆使してクエストに挑むAWS GameDayに参加しました
こんにちは。サービス開発室の武田です。
AWSがイベントなどで開催している GameDay に参加したことはありますか?AWS Summitなどで参加したことがある方もいるでしょうか。
AWS GameDayとは、チームで参加する実践型のワークショップで、実際にAWSベースの環境を操作して課題を解決していく、ゲーミフィケーション学習イベントです。特に今回はAmazon Q Developerを活用することをテーマにしたGameDayへ参加しました。
過去のGameDayに関するエントリはこちらへどうぞ。
今回の開催情報
- クラスメソッド:東京、大阪、札幌、福岡の各オフィス&リモート
- 総勢60名!
- AWSJ:CM担当のPSA、TAMの方々
- 当日のサポートありがとうございます!
- 当日のサポートありがとうございます!
1チームは3〜4名で、なんと16チームでのGameDay開催となりました。すごい!そんな私は大栗パイセン率いる Team ぐり のメンバーとして参加しました。目標は3位入賞!
やってみてどうだったの
GameDayの内容は公開できないため、詳細に語ることができないのは残念なのですが、楽しかったです(小並感)。
私は最近の業務でClaude Codeをガッツリ使っているですが、「Amazon Q Developerもなかなかやるな」と思いました(何目線)。「AI生成すごいんだよ!」と人から言われても今ひとつピンとこない方もおられると思います。GameDayは実際に解決すべき課題(クエスト)を提示してくれるため、きっかけとしてとてもいいと思いました。
GameDayでは次の環境が用意されており、事前の準備なく使い始めることができました。
- Amazon Q Developer Pro(有料プラン)のライセンス
- VSCode Server(ブラウザ上でIDEが使える)
- Q Developer IDE 拡張(上記VSCode内でQ Developerが使える)
- Q Developer CLI(CLIコマンドでQ Developerが使える)
またAWSのスペシャリストが何でも質問に答えてくれるという贅沢空間なわけですので、こういう機会は貴重ですね。
GameDayでの取り組み方
GameDayではまず最初にイントロダクションがあります。架空の会社の新入社員として入社しました!というような背景の説明(味付け)があり、さっそく火を吹いているシステムがあるのでなんとかしてください!と、ざっくりと言えばそういうストーリーです。
前任者はいない。動いているシステムは目の前にある(ただしバグがある)。そのシステムの利用者もいる。早くなんとかしないと!という「あるある」というやつですね。
でも大丈夫あなたにはAmazon Q Developerという心強い相棒がいるのだから。
インフラの問題だったり、アプリケーションの問題だったりを、Q Developerを頼りに解決していく流れをGameDayでは体験できます。
ちなみに結果を書いておきますと、Team ぐりは 3位 でした。優勝チームはコメントで、「Q Developerに丸投げしてたら終わった」とのことで、それくらいQ様はすごいってことです。すごい。
GameDayアディショナルタイム
GameDay終了後は、上位入賞チームの取り組んだ上での工夫したポイントを共有しましょうという時間でした。私は主にアプリケーションレイヤー(ひとまずJavaということにしておきます)を見ていましたので、実際のプロンプトなどやその効果について発表しました。
私が発表したことに少し付け足して、ここで共有します。
- @Foo.java にバグがあると報告があります。具体的にはxxに関することのようです。問題を解析し、バグを修正してください
- @bar.sh を実行しましょう
- @GQuuuuuuX.java を実装しましょう。実装内容についてはTODOコメントがあるので、それを読み仕様を守ってください
- 実装したプログラムをローカルで起動して、curlコマンドでテストしてください
- CFnのデプロイでエラーが出ているようです。AWS環境のログを確認して、問題を特定し修正してください
@
というのはファイル指定をするときに使う記号です。別に付けなくてもちゃんと読んでくれますが、インテリセンスが効いたりして便利です。プログラムのバグフィックスや機能追加をするに際してほぼコーディングはしていません。上記のようなプロンプトを与えればうまいことやってくれます。一応実装されたコードは見ましたけどね。
またスクリプトを実行するのも、自分でCLIたたくのではなくプロンプトで指示を与えるとうまいことが多いです。たとえばコマンドを実行している中でエラーが起きたとか、そもそも必要なパラメーターが足りていないとか、そういうことってよくありますよね。Q Developerにやらせると、エラーが起きたら自発的に解決に動いてくれるため、よそ見していたら解決していた、ということもあります。
また「CFnのデプロイエラー」は結構お勧めでして。以前に比べてCFnのエラー原因は、だいぶ調べやすくなりましたが、それでもログ追ったりするのはしんどいことが多いです。これもQ Developerにプロンプトを与えると、AWS CLIたたいてログ読み取って原因分析して、解決まで持っていってくれます。Q様すごい!
最後に
最後にぱしゃっと記念撮影。
これから生成AI使っていきたい!と思っている方こそ、ぜひ参加してみてください。きっと何かつかめますよ!