
AWS と Google Cloud を直結する AWS Interconnect - multicloud について話してきました #AWSreInvent #cmregrowth
ウィスキー、シガー、パイプをこよなく愛する大栗です。
2025年12月9日に開催した、AWS re:Invent 2025 ふりかえり勉強会 re:Growth 2025 東京 で AWS Interconnect - multicloud の話をしてきました。
実は歴史的なアップデートだと思う AWS Interconnect - multicloud
今回の re:Invent で最⼤のサプライズ
- AWS re:Invent に Google が登壇!
- 今まで積極的な言及をしてこなかった『マルチクラウド』がサービス名に!

今までの他社クラウドと接続するためのオプション
- インターネット経由の Site-to-Site VPN
- パフォーマンス、接続性が安定しない
- Direct Connect を使⽤した DC 経由のルーティング
- ⻑いリードタイム、ネットワークの専⾨性が必要
- ホスト型 DX 接続を介した 3rd Party Fabricの利用
- 障害点が増加
Direct Connect を引くだけで、数週間から数ヶ月のリードタイムが必要となるでしょう。それだけでなく様々な検討課題が発生します。
AWS は「こんなに難しいはずがない」と考えます。
AWS Interconnect - multicloud
作成と承認を行うと数分で繋がる! 4重化するのにルーターや BGP、ピア IP アドレスなど全く意識しません。

Google Cloud には元々 Cross-Cloud Interconnect という機能があり、Google Cloud 側で用意したルーターへ Directo Connect で接続する機能でした。今回は Partner Cross-Cloud Interconnect for AWS という専用機能を実装しています。
AWS ⇔ Google Cloud の API を共同開発
Connection Coordinator API Specification を策定して、ネットワークの接続のコーディネートを実施しています。
ネットワークアーキテクチャ
シンプルに接続する場合は、Direct Connect Gateway と Cloud Router を接続するだけ。

複数 VPC の場合には、Transit Gateway に Direct Connect Gateway をアタッチする。

リージョン間の接続は Cloud WAN を使用する。

Cloud WAN で、使用する Interconnect までルーティングする。

現在プレビュー中で、Direct Connect のコンソールから開始できます。
まとめ
- 作成と承認だけですぐに使える
- AWS と Google Cloud で API を共同開発
- Interconnect と Direct Connect Gateway は⼀対⼀
- Google Cloud との接続は現在プレビュー中
- バージニア、北カリフォルニア、オレゴン、ロンドン、フランクフルト
- 2026 年には Azure との接続を予定
さいごに
AWS が Google Cloud と協力してサービスを開発する時代が来るとは感動もひとしおです。AWS Interconnect と Partner Cross-Cloud Interconnect for AWS の連携による数分でのネットワーク接続は、これで終わりでないと期待しています。ネットワーク接続を足がかりに、他のサービスでの AWS と Google Cloud の連携を期待しています。
それと、早く日本にも来てください!








