AWS Health Dashboard の組織ビューを有効化してみた

AWS Health Dashboard の組織ビューを有効化してみた

AWS Health Dashboard と AWS Organizations が統合されて、管理アカウント側でヘルスイベントが集約できるようになりました!
Clock Icon2022.03.02

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先日ローンチされた AWS Health Dashboard の組織ビューの有効化を試してみました。

組織ビューとは?

AWS Organizations の同一組織に属するアカウントで発生したヘルスイベントやメンテナンスイベントなどを一元的に把握できるビューのことです。

組織ビューの有効化

「組織のイベント」メニューで「設定」を開きます。

1. AWS Organizations をセットアップする

実行の前提条件を満たしていればおのずと「成功」です。前提条件については以下の記事をご確認ください。

2. AWS Health の組織ビューを有効にする

「組織ビューの有効化」ボタンを押すとイベントの集約が開始されます。

組織内のアカウント数によっては有効化完了に時間がかかるようです。その場合、非同期処理のためいったん画面を離れても問題ありません。ちなみにメンバーアカウント1個を持つ管理アカウントで試してみたところ、有効化完了までに1分ほどかかりました。

有効化が完了すると、左メニューの「組織のイベント」にサブメニューが追加され、組織全体のイベントが見えるようになります。

ただし、有効化前にメンバーアカウントに発生したイベントは表示されません。
つまり今、試しながらこの記事を書いている私は、何かしら次のイベントが起こらないと有効化の成果をご報告できない、ということになります。
そのため有効化後のイベントの見え方は以下の記事でご確認ください。

有効化後もメンバーアカウント側では組織ビューは見えません。

おわりに

使用する AWS アカウントが数多くなってくると、どのアカウントでメンテナンス予定がある、基盤障害の影響を受けている、などのイベントの把握が一苦労かと思います。なのでこうして網羅的に確認できるのは便利ですね!

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