AWS HealthOmics がワークフローのバージョニングをサポート NextFlow などのワークフローの管理が楽になりました

AWS HealthOmics がワークフローのバージョニングをサポート NextFlow などのワークフローの管理が楽になりました

Clock Icon2025.04.23

はじめに

AWS HealthOmics がワークフローのバージョニングをサポートしました。この機能により、NextFlow などで定義したワークフローに複数バージョンを持たせ効率的に管理できるようになりました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/04/aws-healthomics-workflow-versioning-support/

なにが嬉しいのか

今までは既存のワークフローを変更するなら、新規でワークフローを作成する必要がありました。今回のアップデートにより以下の改善が入りました。

  • 1 つのワークフロー内の変更をバージョン付けて管理できるようになった
  • ワークフロー実行時に特定のバージョンを選択可能になった

実際に試してみる

実際にプライベートワークフローを作成し、新しいバージョンを作成して実行するまでの流れを見ていきましょう。

新しいバージョンの作成方法

まず、プライベートワークフローの詳細画面から「新しいバージョンを作成」を選択します。

新しいバージョンを作成

新規ワークフロー作成と同じ入力項目が表示されます。必要な情報を入力します。

ワークフロー情報入力

パラメータ入力も同様に行います。

パラメータ入力

「バージョンの作成」ボタンをクリックしてバージョンを作成します。

バージョン作成

これで 1 つのワークフローに対して新しいバージョンが追加されました。

バージョン追加完了

実行してみる

ワークフロー実行時に、バージョンを選択できるようになっています。

バージョン選択画面

実行中のワークフローでは、どのバージョンを使用しているかを確認できます。

バージョン確認画面

ワークフローバージョン UUID は、プライベートワークフローの画面から確認できます。

UUID確認画面

新しいバージョンでの実行も無事成功しました。

実行成功画面

まとめ

AWS HealthOmics のワークフローのバージョニング機能により、NextFlow などのワークフロー管理が効率化されました。バージョンで管理できるため、運用中の問題発生時も簡単に過去バージョンへ切り戻せます。

この機能の主なメリットは以下の通りです。

  • ワークフローID を変えずにバージョン管理できる
  • 実行時にバージョンを選択でき、再現性が高まる
  • トラブル時の切り戻しが容易

おわりに

Step Functions でもワークフローのバージョン管理ができたのですが、同じ様なことが HealthOmics のプライベートワークフローでもできようになったと考えていただければよろしいかと。

https://dev.classmethod.jp/articles/aws-step-functions-versions-and-aliases/

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