AWS利用費をアプリケーション毎に表示できる myApplications が発表されました #AWSreInvent

AWS利用費をアプリケーション毎に表示できる myApplications が発表されました #AWSreInvent

Clock Icon2023.12.01

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ども、re:Invent現地参加組のもこ@札幌オフィスです。

Dr. WernerのKeynoteですが、今回はコストに関連する話題が大半を占めており、その流れで 「myApplications」が発表されました。

AWS Management Console myApplications

AWS Management Console myApplicationsは、マネジメントコンソールのトップ画面に表示されるWidgetの拡張のような機能で、アプリケーション毎にフィルタしてコストを確認する事ができるサービスです。

従来のマネジメントコンソールの画面に出ていた情報に加えて、選択したリソースの利用状況やモニタリング情報などをまとめて表示する事ができます。

今回は myApplications を実際に使ってみましたので、ご紹介してきます。

実際にやってみる

マネジメントコンソールを開くと、ヘッダーに「myApplicationsが出たよ!」と表示されます。早速開いて行きましょう。

設定自体は数ステップで完了します。なお、AWS Resource Explorerを事前に有効化する必要があるため、まだAWS Resource Explorerを利用されていない場合はここで有効化を行います。

続いてリソースを選択する画面が出てきます。

myApplicationsは、リソースに対してコスト分配タグと同じような仕組みでTagを付ける事によって表示する内容をフィルタできるような仕組みとなっています。

この画面でリソースを選択すると、自動でTagを作ってくれるみたいです。

そうしますと、myApplicationsの画面が表示されます!

ここで「コストと使用状況」Widgetがなぜか0ドル表記になっていますが、これはCost Explorerのフィルタ条件で上記のTagの指定がされており、Cost Explorerの反映がされるまで時間が掛かっているためだと思われます。

コンピューティングのWidgetはこんな感じ。紐付けたインスタンスとLambdaの状況をマネジメントコンソールから可視化してくれます。

その他にも、Security Hubの情報やSLI/SLO情報、DevOps関連の情報などもまとめて表示してくれるみたいです。

まとめ

myApplicationsを使うと、アプリケーション毎にまとまったダッシュボードを作る事ができるため、ぱっと見でコストを確認したいときのダッシュボードとして便利そうです。

なお、現時点ではリソースに紐付けれるmyApplicationsは1つのため、共有しているリソースなどがあれば注意が必要なのと、マルチアカウントに対応していなかったりと制約もあります。

サービス単位のコストだけを見たいだけであれば、コスト分配タグを利用した方が将来的な分析といったケースにおいても柔軟に対応ができる物と思われます。

余談ですが「コストと使用状況」のWidget、こんな良い感じのグラフ出てましたっけ!?!? これも合わせてアップデートされたと思われます...!(めっちゃ良い感じ)

References

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