[アップデート] AWS MCP Server(プレビュー) のAmazon CloudWatchメトリクスが記録されるようになりました

[アップデート] AWS MCP Server(プレビュー) のAmazon CloudWatchメトリクスが記録されるようになりました

2026.03.26

はじめに

おのやんです。

AWS MCP ServerのAmazon CloudWatch(以下、CloudWatch)メトリクスが記録されるようになりました。これに合わせて、Agent SOPのセマンティック検索もサポートされています。AWS MCP Serverの利用状況をCloudWatchメトリクスで見れるようになったほか、Agent SOPの関連ワークフローを自然言語クエリで検索できるようになっています。

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/03/aws-mcp-server-preview-enhanced-monitoring/

AWS MCP Serverは、AWSが提供しているリモートMCPサーバーです。AWS API MCP ServerとAWS Knowledge MCP Serverを統合したMCPサーバーとして、re:Invent2025の新サービスとして2025年11月に発表されました。2026年3月時点では、バージニアリージョンでプレビュー提供されています。

https://dev.classmethod.jp/articles/claude-code-use-aws-remote-mcp-server/

今回のアップデートにより、AWS MCP ServerのメトリクスがCloudWatchメトリクスに記録されるようになりました。追加されたメトリクスは次のとおりです。

メトリクス名 説明 単位
Invocation ツールが呼び出された回数(レスポンスステータスに関わらずカウント) Count
Success 200レスポンスを返した成功リクエスト数 Count
UserError 4XXクライアントエラーで失敗したリクエスト数(スロットル除く) Count
SystemError 5XXサーバーエラーで失敗したリクエスト数 Count
Throttle 429レスポンスでスロットルされたリクエスト数 Count

名前空間はAWS-MCPで、ディメンションはTool Nameです。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/aws-mcp/latest/userguide/cloudwatch-metrics.html

またCloudWatchメトリクスの追加と並行して、Agent SOPsにもアップデートが入っています。Agent SOPsは、AWS MCPサーバーの機能の一つであり、AIツールが複雑なAWSタスクを実行できるようなテスト済みのワークフローを実行できます。

For example, when you ask to "create a production-ready VPC," the Create Production VPC Multi-AZ Agent SOP guides your AI assistant through each step. It creates subnets across multiple availability zones, configures route tables, sets up NAT gateways, and applies proper security groups—all following AWS networking best practices.

例えば、「本番環境に対応したVPCを作成してください」と依頼すると、Create Production VPC Multi-AZ Agent SOPがAIアシスタントを各ステップへと導きます。複数のアベイラビリティゾーンにまたがるサブネットの作成、ルートテーブルの設定、NATゲートウェイのセットアップ、適切なセキュリティグループの適用など、すべてAWSのネットワークに関するベストプラクティスに従って実行されます。(Google翻訳より)

AWS MCP Serverの方では、Agent SOPsの他にも検索ツールとしてsearch_documentationが使えるのですが、SOPの検索に自然言語が使えるようになりました。いままでだと、SOP検索ではワークフロー名を知っている必要がありましたが、今回のアップデートにより自然言語で関連するSOPが自動でサジェストされます。例えば「本番環境用のVPCを作りたい」と自然言語で質問するだけで、「Create Production VPC Multi-AZ」SOPが自動的にサジェストされます。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/aws-mcp/latest/userguide/agent-sops.html

現在はプレビュー版でバージニアリージョンでの利用のみですが、AWSサービスとしての一般提供に向けて着実に機能が増えている印象ですね。

やってみた

ということで、AWS MCP Serverを実際に使ってみて、CloudWatchメトリクスの確認とAgent SOPセマンティック検索を試してみます。今回はAIツールとしてClaude Code、実行環境としてはVSCodeのClaude Code拡張を使用します。

AWS API MCP ServerやAWS Knowledge MCP Serverを個別に設定している場合は、ツールの競合を避けるために削除します。その上で、プロジェクトルートに.mcp.jsonを置いて次の設定を追加します。

{
    "mcpServers": {
        "aws-mcp": {
            "command": "uvx",
            "args": [
                "mcp-proxy-for-aws@latest",
                "https://aws-mcp.us-east-1.api.aws/mcp",
                "--metadata",
                "AWS_REGION=us-east-1"
            ],
            "env": {
                "AWS_PROFILE": "user"
            }
        }
    }
}

Claude Code拡張を再起動して、AWS MCP ServerはMCPサーバーとして追加されたのを確認します。

mcp.jsonをプロジェクトルートに置いて、AWS MCPサーバーを追加

AWSリージョン情報について聞いてみます。

AWSで利用可能なリージョンは何ですか?

aws___list_regionsのAgent SOPsツールが呼び出され、利用可能なAWSリージョンの一覧が返されます。

AWS MCP Server経由でAWSリージョン情報を取得

4~5分待ってからCloudWatchコンソールでメトリクスを確認してみると、それぞれのAgent SOPsツールのメトリクスが記録されていました。AWS MCPサーバーは現在バージニアリージョンのみのプレビュー状態なので、us-east-1のCloudWatchを確認しています。

Agent SOPsツールのCloudWatchメトリクス

また、Agent SOPが自然言語で検索ヒットした様子も確認できます。Agent SOPの名前を知らなくとも、やりたいことを伝えるだけで関連するワークフローとして検索されます。

Agent SOPsが自然言語でサジェストされた様子

まとめ

AWS MCP ServeeのCloudWatchメトリクスが記録されるようになりました。AWS MCP Serverは一般提供に向けて、着実に機能が増えていってますね。現在はプレビュー状態のためバージニアリージョンのみで使えますが、東京リージョンでのGAが待ち遠しいです。

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