【速報】OpenSearchをサーバーレスで実行できるAmazon OpenSearch ServerlessがPreviewで発表されました! #reinvent
prismatixのとばち(@toda_kk)です。
現在開催中のAWS re:Invent 2022ですが、AWS CEOであるAdam SelipskyによるKeynoteにて、OpenSearchをサーバーレスな環境で実行できるAmazon OpenSearch Serverlessが発表されました!
OpenSearch は、Amazonが中心となって開発されているOSSの全文検索エンジンです。AWSでは、Amazon OpenSearch Serviceとしてマネージドサービスが提供されています。
今回、Amazon OpenSearch Serviceに関してServerlessオプションが追加されたことで、OpenSearchノードのタイプや台数といったクラスターの管理をすることなくサーバー環境まで含めてマネージドなサービスとしてサポートされることになりました。
OpenSearch Serverlessが登場したことで、スケーリングを気にせずに全文検索エンジンとしての利用や、データ分析、Observabilityの用途などで幅広く活用できると期待できます!
AWS公式ブログにて構築手順が公開中
すでにAWS公式ブログにてServerlessの構築手順が公開されていました。
現在、下記のリージョンでPublic Previewとして利用できます。すでに東京リージョン(ap-northeast-1)でも利用できるようになっているので、検証目的など、ぜひお試しください。
- バージニア北部リージョン(us-east-1)
- オハイオリージョン(us-east-2)
- オレゴンリージョン(us-west-2)
- アイルランドリージョン(eu-west-1)
- 東京リージョン(ap-northeast-1)
利用料金
料金体系としては、データのIndexingとQuery、データ保存量で課金されるようです。
Indexing/Queryについては、OpenSearch Compute Unit(OCU)という単位で課金されます。リージョンごとの具体的な金額については、公式ページをご参照ください。
今後のデータベースサービスのServerlessサポートに期待!
昨年のAWS re:Invent 2021では、Amazon RedshiftやAmazon EMRといったデータ分析に関連するAWSサービスについて次々とServerlessサポートが発表されていました。
また、最近ではグラフデータベースのサービスであるAmazon NeptuneのServerlessが発表されていました。
OpenSearchは全文検索エンジンでありつつ、ドキュメント指向データベースとしての側面もあります。今後、Amazon ElastiCache(for Memcached/Redis)といったその他のデータベースサービスについても、Serverlessがサポートされることを期待しています!
以上、prismatixのとばち(@toda_kk)でした。