【キーワード】「AWSのイノベーションカルチャーとは?社員の声」#AWSSummit
はじめに
AWS Summit Tokyo 2019 Day1 で開催された最後のセッション「AWSのイノベーションカルチャーとは?社員の声」についてキーワードでまとめます。 Amazonという巨大で成長し続けている企業の文化にとても興味があり、このセッションに参加しました。
セッション概要は次の通りです。
1995年のアマゾン創立以来、2019年は、Customer Obsession 24周年の年となります。AWSは2006年のサービス開始以来、これまで70回もの値下げをしていることをご存知でしょうか?AWSのイノベーションカルチャーは、お客様に対する継続的な関心と、そこから得られるフィードバックへの熱心な取り組みが軸となっています。このセッションで、そんなAWSの情熱的な社員たちにお会いいただければと思います。いかにお客様から学び、一緒にテクノロジーの未来を創っているのかをお聞きください。
キーワード
セッション中の何個か気になったがキーワードをピックアップしました。
- リーダーシップ・プリンシプル 14の指針を定義。全員がリーダーという前提です。
- セッションの中で多くは語られなかったが、Amazonの基礎となる信条。
- Customer Obsession
リーダーはお客様を起点に考え行動します。お客様から信頼を獲得し、維持していくために全力を尽くします。リーダーは競合にも注意は払いますが、何よりもお客様を中心に考えることにこだわります。
(リーダーシップ・プリンシパルの一項目) - サービス改善にも、もちろん生かされているし、AWS Summitに参加したお客様の声からCloud Roadshowの企画やアクセス地域に基づいてお客様に身近に感じてもらえるようコンテンツの出し分けを行ったりした。
- Amazon Working Backwards - Product Frameworks お客様が先にいて、そして製品がある。その具体的な方法が 製品を作るよりも先にプレスリリースとFAQを書く 。
- 社外/社内問わず、何か新しい事を始める時にしている。
- 90%以上の改善はお客様のフィードバックが元になっている、お客様と共にサービスを作っている
- 現実。
- 失敗から学ぶ、挑戦する
- 何か新しい試みをやろうと言った時にNoと言われず「やってみれば?」という文化がある。そこから失敗しても学んで次に活かせれば良い。
- 試してみる、実験、少しづつやってみる
- 例えば、従量課金だといくら課金されるのか分からない、と考えているお客様にまずは少しだけ使ってもらう、すると実際にどれくらい課金されるのかが分かってくる。
まとめ
文化とか指針のメンタルや信条的な部分とそれを補完する方法がセットになってはじめて本当に理解するとか体で覚えられる状態になります。どちらか一方では片手落ち、だけども手がかりが有る方から学んだり、まずは実行してみれば、足りない事に気づく事があるのではないでしょうか。その時に足りない方を補完すればいいんだと思います。Working backwardsとプレスリリース/FAQの関係から思いました。 また、顧客のフィードバックを受けつつもそれぞれ状況の違うお客様達が本当に望んでいるものをは何なのかをそれぞれ掘り下げると、同じような課題に違う解決方法が適用される場合もありそうです。 「実験、失敗、少しづつやってみる」、に関しては僕個人として特に最近のテーマになっています。Amazonと”言えど”(むしろ”だから?”)たくさん実験やチャレンジをして失敗し、改善したり、生き残れたサービスが特に成功を収めている事を思い出しましょう。 AmazonのTechじゃない面も非常に面白いので定期的な探りを忘れずに。