[廃止] AWS台北ローカルゾーン (ap-northeast-1-tpe-1a) が2027年3月2日に廃止予定です + 新規受付を停止したと思しきローカルゾーンについて

[廃止] AWS台北ローカルゾーン (ap-northeast-1-tpe-1a) が2027年3月2日に廃止予定です + 新規受付を停止したと思しきローカルゾーンについて

2026.02.16

しばたです。

先日私の検証用AWSアカウントに「2027年3月2日をもって台北ローカルゾーンを廃止する」旨の通知がきたので本記事で共有しようと思います。

通知の詳細

私は2025年6月の台北リージョンのオープン時にブログを書いたことがあり、その調査のために台北ローカルゾーンをオプトインして利用していました。

https://dev.classmethod.jp/articles/aws-taipei-region-open/

このためAWSより通知が来ることになり、その一部を抜粋すると次の通りです。

お客様のアカウントにて、2027 年 3 月 2 日に廃止される台北の「ap-northeast-1-tpe-1a」ローカルゾーンで実行されている AWS リソースを所有されているため、この通知をお送りしております。

AWS に対するお客様の需要が高まり続けるにつれ、AWS は最高水準の継続性とスケーラビリティを確保したいと考えています。2025 年 6 月 5 日に AWS アジアパシフィック (台北) リージョン「ap-east-2」を開設しました。この通知は、台北のローカルゾーン「ap-northeast-1-tpe-1a」が 2027 年 3 月 2 日に廃止されることをお知らせするためのものです。

AWS アジアパシフィック (台北) リージョンの「ap-east-2」では、Gen6 および Gen7 インスタンス (例: C6i、C7i、M6i、M7i、R6i、R7i、C6gn) と、拡張された EBS ボリュームタイプ (GP2、GP3、IO1、SC1、ST1)、さらにフルセットのサービスと機能を提供しています。このリージョンは台北への継続的な投資の対象となり、将来のキャパシティ要件の拡大、サービスの信頼性と運用パフォーマンスの強化、最高のコストパフォーマンスの提供、また、ハイパフォーマンスコンピューティング、ゲーム、金融取引プラットフォームなど幅広いコンピューティング集約型ワークロードの実行を可能にします。

  • 2027 年 2 月 2 日: 新しいリソースの作成が無効になります。
  • 2027 年 3 月 2 日: 「ap-northeast-1-tpe-1a」ローカルゾーンへのアクセスが無効になり、リソースを実行できなくなります。

台北リージョンができたので台北ローカルゾーンを廃止するというのは極めて妥当な判断でしょう。
去年私がブログを書いたのもこの点を気にしての事でしたし、正直台北リージョンの開設と同時にローカルゾーンの廃止がアナウンスされてもおかしくないとさえ思っていました。

ローカルゾーンからの移行に関してはre:Postの記事が紹介されていました。

https://repost.aws/articles/ARV8vZuW2xSb6BZ0jMkDKqzQ

ローカルゾーンはAPI的には親となるリージョンのいちAZとして扱われます。
今回のケースであれば東京リージョン(ap-northeast-1)にあるリソースを台北リージョン(ap-east-2)に移行するイメージで考えると良いでしょう。
単純にEC2等のリソースを移行するだけであればさほど難しくはないでしょうが、マルチリージョン構成を強制される形となりアーキテクチャ自体の見直しが必要になる点が一番難しいポイントになりそうです。

台北ローカルゾーンの新規利用受付に関して

本日時点で台北ローカルゾーンを未使用のAWSアカウントではAPIから参照不可になっており新規オプトインができない様になっていました。

aws-taipei-local-zone-will-be-retired-01
現在オプトイン済みのAWSアカウントの表示

aws-taipei-local-zone-will-be-retired-02
これまでオプトインしなかったAWSアカウントだと台北ローカルゾーンが非表示に

AWS CLIで確認しても「ローカルゾーンが無い」扱いとなっています。

CloudShell
# 台北ローカルゾーンが存在しない扱いに
~ $ aws ec2 describe-availability-zones \
>   --region ap-northeast-1 \
>   --filters Name=zone-type,Values=local-zone \
>   --all-availability-zones
{
    "AvailabilityZones": []
}

新規受付を停止したと思しきローカルゾーン

AWSドキュメントを確認すると台北ローカルゾーンに対して「新規利用にサポートへの連絡が必要」と注釈が付いていました。

aws-taipei-local-zone-will-be-retired-03

  • Contact Support to request access.

詳細までは記載されていませんが、何らかの理由で新規利受付を停止したローカルゾーンに対してこの注釈が付いている様です。(廃止ではなく「単純にリソース不足」といったロールゾーンもあるとは思います...)

Internet Archiveの履歴を調査すると次のローカルゾーンにこの注釈が付いていました。

  • 2024年11月までのどこかのタイミング
    • US East (Atlanta)* us-east-1-atl-1a
    • US East (Chicago)* us-east-1-chi-1a
    • US East (Dallas)* us-east-1-dfw-1a
    • US East (Houston)* us-east-1-iah-1a
    • US East (Miami)* us-east-1-mia-1a
    • US West (Phoenix)* us-west-2-phx-1a
  • 2024年12月~2025年4月の間
    • US East (New York City)* us-east-1-nyc-1a
  • 2026年1月~2026年2月の間
    • US West (Portland)* us-west-2-pdx-1a
    • New Zealand (Auckland)* ap-southeast-2-akl-1a

思った以上に多くのローカルゾーンに注釈が付いており、確かにこれらのローカルゾーンが参照不可になっていました。

最後に記載されているニュージーランドローカルゾーン(ap-southeast-2-akl-1a)は2025年9月にニュージーランドリージョン(ap-southeast-6)が開設されているので、おそらくは台北ローカルゾーンと同様に廃止されるのでしょう。

https://dev.classmethod.jp/articles/new-region-launch-ap-southeast-6/

最後に

簡単ですが以上となります。
台北ローカルゾーンが廃止されること自体にあまり驚きは無いのですが、思った以上にアメリカのローカルゾーンが整理されている事のほうがびっくりでした。

正直日本でローカルゾーンを利用している方は少ないと思いますが、もし該当するローカルゾーンをご利用の方は適宜ご対応ください。

この記事をシェアする

FacebookHatena blogX

関連記事