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AWS用語の基礎知識 〜 気をつけておきたい!サービス名の表記について

よく訓練されたアップル信者、都元です。世の中の多くの概念には、それぞれに名前がついています。時に、名前を正確に書けないと、プロフェッショナルとしてはナメられてしまうことが多々あります。例えば「私はMYSQLを5年保守運用してきました」という職務経歴書。たった一文字、yが大文字であるという理由だけで減点されてしまうこともあるでしょう。

名前を正確に覚えて呼ぶ、これが礼儀というものです。有名な話ですが、カメラやプリンターでお馴染みの「キヤノン」さんの社名、2文字目は「ャ」ではなく「ヤ」です。大きい方です。間違った名前で呼ぶのは失礼に当たってしまいます。気をつけたいですね。ちなみに私はツモトじゃなくてミヤモトです。が、今までの経験からツゲンさん、トゲンさん、トモトさん辺りまではエイリアスを張ってありますので、だいたい問題は発生しません。まぁただ、特に怒りもしませんが、一抹の寂しさを禁じえませんw

さてそんなわけで、AWSには多くのサービスがあり、それぞれに名前がついています。みなさんはAWSのプロフェッショナルとして、各サービスに敬意を払えているでしょうか。

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AWSは何の略?

「Amazon Web Service」ではありません。「Amazon Web Services」です。

AWSは、数多くのサービス(EC2, S3, RDS...)の集合体です。だから単数形ではなく、複数形で表現されます。ただし、カタカナ表記においては「アマゾン ウェブ サービス」と表記しても構わないようです。公式ドキュメントがそうなっていますから。カタカナで「サービシズ」と書いてもピンと来ませんからね〜。

AWS Elastic Beanstalk

この「Beanstalk」という単語。「Beans-talk」ではありません。「Bean-stalk」です。

お豆たちのお喋りじゃないです。豆の茎です。従って、読み方も「ビーンズ・トーク」ではなく「ビーン・ストーク」です *1。もちろん「BeansTalk」なんていう表記は論外です。

Amazon ElastiCache

騙されやすいです。AWSの用語では、至る所でElasticという単語が使われます。そんな中突然の「ElastiCache」。「Elastic Cache」じゃありませんよ〜。初心者は気付けなくても許されますが、プロフェッショナルが間違えたらマズいですね。

発音も「エラスティック・キャッシュ」ではなく「エラスティキャッシュ」と読みたいものです。

Amazon CloudSearch

というのが、AWSの製品です。散々Elastic攻めのAWSですが、「Elasticsearch」はAWSの製品ではありません。(追記:一方でAmazon Elasticsearch ServiceはAWSの製品です。)

これはぶっちゃけ「名前が先に取られてた感」を感じます。いや、実際のところはどうなのか知りませんが。

Elastic Load Balancing

サービスページには「Elastic Load Balancing」としっかり書いてあるので、ELBの正式名称はコレです。

ただし、公式ドキュメントの各所に「Elastic Load Balancer」という記述が出てきており、非常に混乱を誘いやすい状況となっています。おそらく「Elastic Load Balancing」というサービスにより、「Elastic Load Balancer」という概念が提供される、という構図です。

AWS Identity and Access Management (IAM)

はてブコメントによるご要望により追加します。

この「IAM」、何て呼んでますか? どこまで公式なのかは分からないのですが、AWSの中の人も「アイアム」と呼んでいます。字面を追ったことしか無いと、「アイエーエム」と呼んでしまいがちです。まぁ、それでも間違いではないのでしょうけど、「アイアム」のほうがこなれてる感がありますね。

その他、全体的な話

AWSサービス名を構成する単語の間には、スペースが入ったり入らなかったりします。法則は見つけられていないので、ひたすら覚えるしかありません。「Amazon Elastic MapReduce」は、Elasticの後にはスペースが有り、Mapの後には有りません。この記事を書いていて個人的に「間違ってたなぁ」と思ったのが「Amazon Route 53」です。Routeと53の間にスペースがあります。

あと、サービス名は「Amazonから始まるもの」「AWSから始まるもの」「どちらも付かないもの」があります。

  • Amazon CloudFront
  • AWS CloudFormation
  • Auto Scaling

これも法則は曖昧なのですが、通常はAmazon始まり、AWSの各サービス同士を協調動作させることを目的にしたサービスはAWS始まり、特定のサービスにぶら下がったサブサービス的な位置づけのものは無印、という傾向が見てとれます。まぁ、正確には覚えるしかなさそうですね。

ひと通りAWSサービス一覧のページを見て、間違った覚え方をしていないか、確認してみると良いでしょう。

まとめ

この辺り、非常に細かい話ですが、個人的に結構昔から気をつけてきたつもりです。Windowsのことをwindowsとは書かないように気をつけていましたし、JavaはJAVAではなくjavaでもなく、Javaと書き続けてきました。

まぁそんな中、本家Javaサイトに「あなたとJAVA, 今すぐダウンロード」と言われた時の都元の気持ちを140文字以内で答えよ。(10点)

脚注

  1. ただし、一般的には「ダブル・ミーニング」のシャレとして、分かっていて使っているケースもあるかと思います。あくまでも語源としての話なので、見境なくドヤ顔で指摘していると、ネタにマジレスという罠にハマるかもしれませんw