AWS Toolkit for Visual Studio Code (開発者向けプレビュー版) が マーケットプレイスからインストールできるようになったので、もう、コンパイルしなくてもレビューできます〜\(^o^)/
1 はじめに
AIソリューション部の平内(SIN)です。
AWS re:Invent2018のKeynote2日目に AWS Toolkit for Visual Studio Codeが、Previewとして発表された。
AWS Toolkits for Visual Studio Code(Preview) をちょっと試してみました。 #reinvent
AWS Toolkit for Visual Studio Code(以下、AWS Toolkit)は、Visual Studio Code (以下VSCode)用のオープンソースなプラグインです。 AWS Toolkitでは、認証情報やリージョンを管理する機能も含まれており、サーバーレスなアプリケーションをIDEから簡単に行えるようになります。
昨年の発表時点では、GitHubリポジトリから取得して、ビルドしないとインストールできませんでしたが、これが、今回、マーケットプレイス(Visual Studio Marketplace)からダウンロードできるようになったということで、「インストール」ボタンを押すだけで利用可能になりました。
ということで、早速試してみました。
2 要件
AWS Toolkitを利用するには、次のものが必要です。
(1) VSCode
VSCodeは、1.31.1以降が必要です。VSCodeは、自動で逐次アップデートする機能があり、2019/04/05現在、1.32.3となっていました。
$ code --version 1.32.3
(2) AWS CLI
基本的に、AWSの操作には、AWS CLIが利用されますので、認証情報を含め、予めセットアップが必要です。
$ aws --version aws-cli/1.16.139 Python/2.7.10 Darwin/18.2.0 botocore/1.12.129
(3) AWS SAM CLI
AWS Serverless Application Model(AWS SAM) についても、Lambda単体の実行以外では必要になります。
$ sam --version SAM CLI, version 0.14.2
(4) Docker
AWS SAM CLIのlocalコマンドで利用されるため、Dockerも必要です。
$ docker --version Docker version 18.09.1, build 4c52b90
3 セットアップ
マーケットプレスで公開されている拡張機能は、拡張機能のアイコンから検索してインストールするだけです。
4 認証情報
AWSのアイコンをクリックして表示される AWS EXPLORERのメニュ−からConnect to AWSを選択します。
表示される一覧から、利用するプロファイルが選択できます。
ここで選択したプロファイルは、AWS CLIの実行には影響してましたが、何故か、SAM CLIの方は、defaultで動作しているようでした。
今回は、環境変数にセットして、SAM CLIのプロファイルを設定しました。 ※ 佐々木(キング)さんに、教えて頂きました。m(.)m
$ export AWS_DEFAULT_PROFILE=my-profile
5 リージョン
メニューから、AWS EXPLORERに表示するリージョンを選択できます。
- Show region in the Explorer (リージョンを表示する)
- Hide region from the Explorer(リージョンを非表示にする)
下記は、バージニアと東京を表示しているようすです。
ちなみに、非表示は、リージョン名を右クリックして消すこともできます。
6 Lambda
下記の操作が可能です。
- ローカル実行
- 情報表示
- パーミッション表示
- 削除
(1) 情報表示
(2) パーミッション表示
(3) ローカル実行
7 サーバレスアプリケーションの操作
サーバレスアプリケーションの、作成、ローカル実行、デバッグ、デプロイが可能です。
(1) 作成
コマンドから、Create new SAM Applicationを実行し、言語(バージョン)・作業フォルダ・アプリ名を指定することで、プロジェクトが作成できます。
(2) ローカル実行
Run Locallyを選択すると、ローカルでLambdaの実行が可能です。
(3) デバック
Debug Locallyを選択すると、ローカルでLambdaがデバック実行できます。
(4) デプロイ
コマンドから、Deploy SAM Applicationを実行し、テンプレート・リージョン・アップロード用のS3バケット・アプリ名を指定することで、プロジェクトがデプロイできます。
S3のバケットは、デプロイ先のリージョンで、既に存在するものしか指定できません。
アプリ名を指定します。
下記が、デプロイされたCloud Formationです。
Lambdaと、APIGatewayは、以下のようになっています。
エンドポイントにアクセスして、デプロイされたアプリを実行できます。
$ curl https://2b2z00eop3.execute-api.ap-northeast-1.amazonaws.com/Prod/hello/ {"message":"hello world"}
8 最後に
たしか、re:Invent2018の時点では、単体のLambdaの操作ぐらいしか出来ていなかったように記憶しているのですが、かなり実装が進んでいるようです。
残念ながら、CloudFormationは、現時点では、削除しか出来ないようですが、今後、機能が追加される予感がします。
9 参考リンク
AWS Toolkit for Visual Studio Code DEVELOPER PREVIEW
AWS Toolkit for VS Code UserGuide
AWS Toolkit for Visual Studio Code (開発者向けプレビュー版) が Visual Studio Marketplace からダウンロードできるようになりました
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