AWSのコストを削減したい方必見!無料で使える運用ツールのご紹介
はじめに
弊社のopswitchという無料のツールを使って無駄なAWSの利用費を削減できます。この記事ではopswitchのコスト削減に関する特徴のみを紹介します。opswitchの詳細な使い方などはユーザーガイドをご覧ください。
夜間、土日祝日にEC2やRDSを停止する
開発環境のEC2やRDSはAWS利用費を削減するため、業務時間中にのみ起動したいという方は多いでしょう。opswitchは自動で平日の始業時間にEC2とRDSを起動し、終業時間に停止することができます。
以下は起動ジョブの例です。月曜日から金曜日まで7:45にopswitch開発環境のRDSを起動しています。これで朝8時には開発環境が使える状態になっています。同じように終業時間後に停止するジョブを作成します。
opswitchの特徴としては日本の祝日にジョブをスキップすることができます。2023年は17日の祝日がありますので、これらの日には起動ジョブが実行されないようにするだけで大きな削減になります。また、正月休み、夏休みなど祝日以外の会社の休みがある場合は事前に設定しておくことで、起動をスキップできます。
以下はDBインスタンスを起動させる際にどれを対象にするかを設定する画面です。AWSアカウントやリージョン、タグで判定します。
他の特徴を紹介します。EC2を起動する際にAWS側に在庫がないと「Insufficient Instance Capacity」というエラーが発生することがあります。この場合、別のインスタンスタイプに変えてから起動しなおすオプションがあります。自作のプログラムで毎朝EC2を起動しているが稀に起動しないことがあり困っている、という方はいらっしゃいませんか?そのような場合は、ぜひopswitchをお試しください。
止め忘れがないことをチェックする
テスト用に起動したEC2やRDSを停止するのを忘れ、利用費がかかってしまったことは多くの方が経験されているでしょう。opswitchは指定したアカウントやリージョンに起動中のリソースがある場合にメールやSlackで通知することができます。対象となるサービスはEC2、RDS、Redshift、WorkSpacesです。オプションでタグがないリソースやNameタグがないEC2があった場合にのみ通知する設定にもできます。
応用として止め忘れたEC2やRDSが見つかった際に停止することもできます。以下の記事をご覧ください。
[opswitch] 設定簡単!EC2止め忘れチェックとEC2停止を組み合わせて使ってみた
前の章で使った停止タスクも止め忘れチェックに利用できます。サーバの止め忘れを防ぎたい場合は終業時間後ににサーバを停止するジョブを作成します。サーバが起動中に場合は停止し、すでに停止されている場合は何もせずジョブが終了します。
私の開発している環境では踏み台サーバにEC2を使っています。使用していない時は基本停止するようにしていますが、万が一止め忘れた場合でも決められた時間に停止するようになっています。
終わりに
opswitchを使ってAWSのコストを削減する方法を紹介しました。opswitchはこの他にもEC2やRDSのバックアップやリージョン間コピーなどAWSの運用をサポートする便利な機能があります。無料で使えますのでご利用ください。以下のURLでユーザ登録できます。
ユーザーガイドはこちらをご覧ください。
最後に以下はopswitchの機能紹介の動画です。
※音声が出ます。