AWS WAFのIP Setsでホワイトリストの登録をしてみた

AWS WAFのIP Setsでホワイトリストの登録をしてみた

Clock Icon2025.04.16

はじめに

こんにちは。クラウド事業本部の戸川です。

皆さんAWS WAF使ってますか?
Webアプリケーションに対するHTTPリクエストを監視してくれるWAFですが、自社環境からのアクセスなど、特定のIPは監視の対象にしたくないという時がありますよね?
そういう時はAWS WAFのIP Setという機能を使い、ホワイトリストを作成しましょう。

IPホワイトリスト登録

IP setの作成

IPホワイトリストの登録のためにはまず、IP setの作成が必要です。
IP setはAWS WAFコンソールから作成が可能です。
WAF_1

IP address入力フォームにリクエストを許可したいIPアドレスを入力し、「Create IP set」ボタンを押下で作成できます。
WAF_2

ちなみにIP setに含めたIPを許可するかブロックするかはこの後のルール追加時に設定するので、IPブラックリストを作成する場合もIP setを使用します。

Web ACLへのルール追加

IP setの作成ができたら、ホワイトリストを登録したいWeb ACLを選択します。(今回はこちらのブログで作成した環境を使用します)
WAF_3

Web ACLを選択後、「Rules」タブから「Add Rules」プルダウンを開き、「Add my own rules and rule groups」を選択します。
WAF_4

Rule TypeにIP setを選択し、先ほど作成したIP setを選びましょう。
ActionでBlockを選ぶとブラックリストになってしまうので、注意してAllowを選んでください。
WAF_5

以上でIPホワイトリスト登録の作業は終了です。

動作検証

IPホワイトリスト登録前、WAFルールに検知されていたリクエストを送信してみます。
WAF_6
IPホワイトリスト登録後は無事「Allow」としてリクエストが通ることを確認しました。
WAF_7

個別IPの追加/削除について

IPホワイトリストへのIP追加/削除は作成済みのIp setを編集することで可能です。
IPを追加する場合は「Add IP address」をクリック、削除する場合は対象のIPを選択後「Delete」ボタンを押下してください。
WAF_8

最後に

今回はAWS WAFでIPホワイトリストを作成、編集する方法について記載しました。
この記事が少しでもどなたかのお役に立てば幸いです。

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