[レポート] AWS Well-Architected Partner Program Bootcamp に参加してきました(2022年5月版)

2022.05.30

こんにちは、大前です。

この度、AWS がパートナー向けに主催している AWS Well-Architected Partner Program Bootcamp に参加してきましたので、体験レポートを書いていきたいと思います。

パブリックなトレーニングではないため、具体的な内容の紹介は控えさせていただき、参加して感じたことなどをつらつらと書いていきたいと思います。

また、過去にも弊社メンバーが同じトレーニングに参加しているため、こちらも合わせてご覧ください。

AWS Well-Architected Framework とは

AWS Well-Architected Framework とは、AWS が提唱しているクラウド上でワークロードを設計および実行するための主要な概念、設計原則、アーキテクチャのベストプラクティスを説明したものです。

カテゴリーが柱として分かれており、今までは 5つの柱(オペレーショナルエクセレンス、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス効率、コスト最適化)でしたが、昨年 12月に持続可能性の柱が追加され、現在 6つの柱が定められています。

AWS Well-Architected Framework についての詳細については弊社ブログで色々な記事が出ていましたので、興味ある方はこちらをご覧ください。

トレーニングの目的

以下の目的が紹介されました。

  • AWS Well-Architected Framework とは何か知る
  • AWS Well-Architected Partner Program について知る
  • AWS Well-Architected Framework を使ったレビューを体験する

上記を通し、明日から「Well-Architected レビューできます!」と言える状態になることを目指しているトレーニングとのことです。

当日の流れ

以下の様な流れで進みました。ざっくり、午前中は講義形式、午後はワークショップ、という感じです。

時間 内容
10:00 - 12:00 AWS Well-Architected Framework とは/AWS Well-Architected Partner Program とは
12:00 - 13:00 昼休憩
13:00 - 18:00 ワークショップ

トレーニングの内容

ご時世的なものもあって(?)、Chime によるオンラインでの参加となりました。

午前中は AWS Well-Architected Framework の概要やパートナープログラムについて一通り説明し、最後に午後のワークショップの説明をしてお昼休憩となりました。定期的に開催されているトレーニングではありますが、最近追加された持続可能性の柱についての言及もされており、内容がアップデートされていることを実感できました。

午後からはチームに分かれ、各柱に用意されている設問をもとに顧客役の AWSJ 社員の方への質問やディスカッションを通して、 As-Is/To-Be 分析を進めていくワークショップを行いました。顧客の情報や検討中の構成図などは事前に共有され、それを事前情報として質問をしていく形になります。

ご存知の通り、AWS Well-Architected Framework にはたくさんの設問が用意されているため、全てを行うのではなく、「Aチームは 1番の設問」「Bチームは 2番の設問」といった形で、チーム毎に異なる設問を割り当てられる進め方でした。

「各柱についての簡単な説明 → チームディスカッション → 発表」を繰り返す様な形で進められていき、あっという間に時間が過ぎていきました。

参加して感じたこと

AWS Well-Architected Framework を自分なりの言葉に変換して質問する難しさ

弊社メンバーが以前投稿した参加レポートにも記載がありましたが、顧客役の AWSJ 社員の方が絶妙なすっとぼけ具合を発揮してきます。「よくわかってないんですけど、やった方が良いんですか?」「それってどういう意味ですか?」の様に、協力的だけど、クラウドに関する知識はあまりないといった具合のロールを演じてきます。(ロールプレイがうますぎて AWSJ の方はそういうトレーニングを受けているのかと疑いました)

W-A のドキュメントにはたくさんの設計原則やベストプラクティスが記載されていますが、汎用的な表現が多く、記載されている文章をそのまま伝えてもお客様には伝わりません。W-A が示している内容を理解し、それをお客様がイメージしやすい表現や言葉に変換して質問をしていく重要性をワークショップで学ぶことができました。こういった学びは実践あるのみだと思うので、今回のトレーニングに参加して本当に良かったと思います。

時間管理が結構むずい

先述の通り、各チームにはいくつかの設問が担当として割り当てられるので、それに対して時間内で顧客役に質問をしながら As-Is/To-Be 分析を進めていくわけですが、愚直に一つ一つ質問していくとあっという間に時間が過ぎていき、結論を出せないまま終わってしまいます。

トレーニングだから時間が限られているという見方もできるかもしれませんが、実際の業務でも時間は限られていますし、トレーニングで担当した範囲よりも大量の設問を投げかけていく必要があるはずです。いかに効率よく、その上で十分な As-Is/To-Be を導ける様に進める必要があり、ここがなかなか難しかったです。

他参加者の視点を感じられるのが有意義で面白い

今回のワークショップは(おそらく)各社 1名ずつの参加だったため、他社様の参加者とチームを組んでワークショップを進めたり、他チームの発表を聞いていました。

会社によって業務内容は違いますし、それに伴って各参加者のバックグラウンドやスキルセットも多種多様です。そのため、同じ会社内だとあまり感じられない様な視点や考え方を感じることができ、非常に有意義に感じました。

AWS に対するある程度の事前知識と経験は必要(かも)

AWS Well-Architected Framework に関する講義は午前中にあるのですが、午後のワークショップではある程度 AWS に関する知識や経験を問われた気がしました。

顧客役の方と会話を進める中で、「こんなサービスがありますよ」「この機能を使うと良いですよ」といった話になることも少なくなく、普段から AWS に関する業務に携わっていることが求められる内容だと感じました。(よくある 3層アーキテクチャの設計経験とかは必要そう)参加のための前提条件として SA Pro の取得が必須となっていることも、ここに起因しているのかと思います。

とはいえ、グループワークなので不足している知識は他の方が補ってくれますし、自分の足りない知識を認識できるといった意味では有意義な場になる事は間違い無いと思います。前提条件さえ満たしていれば、ガンガン参加していくと良いのではないでしょうか。

おわりに

AWS Well-Architected Partner Program Bootcamp への参加レポートでした。個人的に W-A の内容はなんとなく把握している一方で実践経験がほとんどなかったことから今回のトレーニングへ参加してみましたが、非常に良い経験ができました。

W-A レビューの擬似体験を通して様々な学びが得られる良いトレーニングかと思います。

以上、AWS 事業本部の大前でした。

参考

AWS Well-Architected Framework