「AWSを効果的に学ぶための3つのコツ」という登壇をしました #AWSSummitTokyo
AWS認定トレーニング講師の平野@おんせん県おおいたです。
このブログは 2023.4.20-21に開催のAWS Summit Tokyoのクラスメソッドブースで登壇したセッション内容をまとめたものです。
AWSを始める際のお悩み
AWSを始める多くの方が共通してお持ちの課題として、次のようなものがあげられます。
- AWS サービス多すぎてどこから始めれば良い?
- 何から始めれば良い?
- 新サービスやアップデートが多くてついて行けない
- 気がついたら業務で採用され焦ってる
つまり、AWSを始める必要があるけれども、どのようにアプローチしたら良いか分からないということだと思います。
AWSとお付き合いするためには、継続的に学び続ける必要があります。 しかし、多くの方にとって、学び続けることは負荷のかかることです。
そこで、少しでもみなさんが気持ちよく学び続けられるように、ヒントをご紹介します。
スキルアップの方程式 - 3つのコツ -
このセッションでは、スキルアップの基本的な3つのポイントをご紹介します。
- インプット
- 実践
- アウトプット
① インプット
まずはAWSについての知識を学ぶことから始めます。 学ぶと言っても、頭に入れるだけでなく、手を動かすことも大切になります。
書籍
みなさんに最初にお願いしたいのは、まずは本を1冊購入してください。 学びの軸とするためです。 書店で読み比べて、自分に合った1冊を見つけて頂くのがベストです。
ご参考までに、スライドで紹介した本はこちらになります。
AWS Skill Builder
本でのインプットに加え、公式の無料動画を組み合わせることをオススメします。 AWS Skill Builderで様々な動画コンテンツが提供されていますので、ご活用ください。
トレーニング
ある程度ご自身で学ぶと、同時に分からない点も出てきます。 そのタイミングで、AWSトレーニングを受講されると理解が深まります。 AWSトレーニングではインストラクターに質問することができますので、高い学習効果が期待できます。
初心者向けハンズオン
AWSスキル取得は頭で学ぶだけでは限界があります。 クラウド環境は「試せる」ことがメリットですので、ハンズオンにトライしてください。
AWS提供の初心者向けハンズオンは、手順がビデオで説明されていますので、初心者でも安心して始められます。
実践的チュートリアル
初心者向けハンズオンを卒業したら、実践的チュートリアルに挑戦してください。 手順はテキストベースになりますが、豊富なコンテンツが準備されていますので、AWSを活用する際に役立ちます。
AWS Skill Builder サブスクリプション
AWS Skill Builder にはサブスクリプション(有料)プランがあります。 こちらには、ハンズオンを提供するAWS Labsがあり、様々なコンテンツが、ラボ専用のAWS環境と共に提供されます。
AWS Well-Architected Framework
さて、AWSのサービスを学ぶと同時におさえておいておきたいのが、AWSをどう使うかというベストプラクティスです。 AWS には Well-Architected Framework というベストプラクティス集が準備されていますので、これをベースに学習しましょう。
② 実践
①を学べば十分かというと、そうではありません。みなさんの最終目的は、ビジネスの成功で、AWSはその手段です。 そのためには、AWSを利用して「プロダクト」を作り出す必要があります。
このプロダクトを作る過程には「正解」がありません。 ですので、「経験」が重要になります。
そこで、練習環境で「実践」してみましょう。ハンズオンのようにシナリオに従うのではなく、自らシナリオを作って実践することがポイントになります。
- 既存のアプリケーションを使う
- 開発環境/DevOpsを組み込んでみる
- etc.
③ アウトプット
スキルを定着させるためには、アウトプットが一番効果があります。
メモを書く
アウトプットは難しいものではありません。まずはメモを書くことから始めて見ましょう
- 個人メモ
- Slackのスレッド
- 社内ストック情報(Notion)など
- つぶやく
など、様々な機会で気軽にアウトプットしてみましょう。
ブログを書く
アウトプットに慣れてきたら、ブログを書いてみましょう。 ブログを書く際にには、
- 整理してまとめる
- 機密情報を取り除く、汎用性を高める
というように、メモを書くよりは頭を使います。一方、公開された情報は誰かのためになります。 ブログを読んだ人からフィードバックもらえると、本当に嬉しいです。さらにブログを書くモチベーションになります。 結果として、自分のためになります。
発表する/登壇する
アウトプットとの最高峰は登壇です。登壇すると、参加者に覚えてもらえ、コミュニケーションの機会が増えます。 いつかAWS Summit登壇につながるかも知れません。
とはいえ、多くの方にとって登壇するのはハードルが高いと思います。
そこでオススメは、JAWS-UGなどの勉強会のLT枠での登壇です。LT は Lightning Talk の略で5分程度で軽い内容を話すものになります。完成されたコンテンツである必要はありません、例えばこんな内容でOKです。
- こんな勉強をしたいという宣言
- 初めてやってみたけど、うまくいかなかったという報告
- AWSを使ってみて気づいたチョットしたこと
登壇すると、フィードバックをもらえます。この経験をすると、登壇がクセになります。そうすると、楽しみながら自然とスキルアップ出来るようになります。
是非チャレンジしてみてください。
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セッションで紹介した、3つのコツについてクラスメソッドが提供するサービスです
① インプット
② 実践
③ アウトプット
まとめ
スキルアップの3つのコツをご紹介しました。特別なことではなく、誰でも出来ることです。是非みなさんもチャレンジしてください。
最後に、セッションでも紹介したAWS初心者向けのブログを紹介します。