【速報】SimSapce Weaverに細かい新機能(local, plugins for UE5, Unity)が出てました。 #reinvent

2022.12.01

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せーの@ラスベガスre:Invent参加中、でございます。

先日Keynoteにて発表になったAWSマネージドの空間シミュレーションサービス「SimSpace Weaver」。
現地では早速紹介セッションも登場しており、どんな感じかと覗いてきました。

そのレポートはまた後ほどお送りするとして、その中で気になる追加発表がありましたのでご紹介します。

SimSpace Weaver Local

まずはこちら、SimSpace Weaver Localです。
こちらは名前の通りSimSpace Weaverのアプリケーションをローカルに展開する、というものです。
SagemakerなどAWSのマシンパワーを存分に使うサービスは、万が一設定やロジックなど失敗したまま走らせると、多大なインスタンス料金を無駄にしてしまうこともよくあります。
このSimSpace Weaverも空間シミュレーションというカテゴリ上多くのインスタンスをフリートとして組み合わせて使いますので、一旦ローカルにてちゃんと動くかを確かめよう、というテストやデバッグのための機能です。

このSimSpace Weaver Localを使うにはWindows + Visual Studio + CMakeが必要です。

SimSpace Plugins for Unreal Engine 5 and Unity

こちらはKeynoteなどでも既に触れていたので知っている方も多いかと思います。UnityやUE5などの3Dエンジンはプラグインを通してSimSpace Weaverにアクセスできる、というものです。

こちらは(UE5の場合)

  • Windows
  • Microsoft .NET Framework 4.8 Developer Pack

が必要です。
というのもUE5エンジンからのアクセスにはSimSpace WeaverのコンソールクライアントからNNG ライブラリを使うので、まずはCmake3でコンソールクライアントをビルドする必要があります。

それが終わればファイルマネージャよりSDKのUnrealClientフォルダを掘って、中にあるUnrealClient.uproject.をクリックし、同じくSDKの中にあるview用のIPアドレスとポート(tcp://198.51.100.135:1234、みたいな)を修正したらplayボタンを押せば、SimSpace Weaver上のシミュレーションがUE5のviewport上に展開されます。

あとは通常のUEと同じようにW,A,S,DでSimSpace Weaverの世界上を歩き回れます。

プラグインはどちらもプレビュー扱いですが、既に使えますので、Windowsを持っているかたはぜひチュートリアルを試してみてはいかがでしょうか。