[Looker入門] LookerのUIツアー:UIからLookerを解説します(Explore編) #looker
Lookerを初めて触る、もしくは触り始めて日が浅いユーザー向けにLookerのUIツアーでLookerの説明をしています。
前回は、閲覧画面について書きました。
今回は、ビジネスユーザーがデータを取りに行く場所であるExploreをご紹介します。
Explore画面
文字通り、DataをExploreする場所なのでExploreと呼ばれています。
ユーザーはここを起点にダッシュボードを作ったり、データ分析を行い、欲しいデータにアクセスできます。Exploreを使いこなせるか否かでLooker体験はだいぶ変わりますので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
注意
もしかしたら、Lookerの画面にExploreメニューが表示されない人がいるかもしれません。それは、今ログインしているユーザーにExploreを閲覧する権限が付与されていないことが考えられます。Exploreを閲覧する権限は付与されていても、管理者の設定によって、これから紹介する機能が表示されないことがあると思いますが、その場合も同様に権限が付与されていないのだと思います。
欲しいデータがあるExploreを探す
まず、ログインしたら左のメニューの一番上のExploreを選択すると、Explore選択メニューが出てきます。
Exploreがたくさんあって探せない場合には、検索窓からキーワードで検索することもできます。
Explore画面は4つに区切ることができるので、順番に紹介します。
1. フィールドピッカー
上の画像で、黒い項目とオレンジの項目が羅列されていますが、それぞれを総称してフィールドとLookerでは呼んでいます。ここから分析に必要なフィールド(項目)をピック(選ぶ)ことからそのままフィールドピッカーと呼ばれています。
ディメンション
フィールドピッカーで表示されている項目のうち、黒色で表示されている項目がディメンションです。
例えば、ファッションサイトのブランド別の週ごとの売り上げを出したい場合、ディメンションから販売日(週)とブランド名を選択します。
このように分析をする際の軸、もしくは、切り口となるのがディメンションです。
メジャー
メジャーはフィールドピッカーのオレンジ色の項目です。メジャーは、ディメンションで指定した項目に応じて集約計算をします。
上の例で言うと、ファッションサイトのブランド別の週ごとの売り上げを出したい場合、メジャーから売上を選択します。
これが月毎の売上になったとしても、メジャーは月に集約された行を計算してくれます。
フィルタ
分析の際に、時間軸やブランド、ユーザー属性などを制限した結果が欲しいことがあると思います。その際には、各フィールドをマウスオーバーさせると下向きの三角形を選択すると4で紹介する箇所にフィルタフィールドが表示されます。
ピボット
ディメンションを2つ選択した場合、可視化をした際に軸が2つになってしまい、見づらいことがあります。
このような時に片方のディメンションをピボットを使用して横展開することで、可視化をみやすくすることができます。
ピボットを利用してディメンションを横展開させると、全体の中の内訳がみられるような可視化をすることができます。
2. データテーブル
フィールドピッカーで選択したディメンションとメジャーが表示され、テーブル形式で結果が表示されます。
LookerはExploreで選択された値に応じてSQLを生成しています。生成されたSQLはデータテーブルのSQLタブから確認することができます。
3. ビジュアリゼーション
Lookerでは結果に応じて可視化の種類を自動で選択してくれます。変えたい場合には、ビジュアリゼーションと書かれたバーにあるアイコンをクリックすると可視化の種類を変更することができます。
棒グラフ
線グラフ
ビジュアリゼーションバーの右側にある設定メニューでより詳細な可視化の設定を変更することができます。
値を表示
表示させる行を指定
4. フィルタ
フィルターでは、表示したいもしくはしたくない値を設定するだけですが、フィールドの種類によってフィールドの内容が異なります。
日付
文字列
文字列の場合、値を入植するときに値を提案してくれるので、入力ミスによるフィルタリングミスを防げます。
まとめ
LookerのExplore画面のUIをご紹介しました。
会社でLookerを導入したけどまだ触っていない方や、一度トレーニングは受けたけれども忘れてしまった方など、これを機会にぜひLookerでデータな日々を推し進めてください!