BYOL WorkSpacesでMicrosoft Office Professionalバンドルのオプションを選択することが可能に!
ご機嫌いかがでしょうか、豊崎です。
BYOL(Bring Your Own License)のWorkSpaces上でのMicrosoft Office利用に新たな選択肢が登場しましたのでご紹介したいと思います。
AWSのWhat's newに以下のタイトルの記事がポストされました。
内容としては自社のライセンスを持ち込んで利用するパターンのWorkSpacesにおいて、Microsoft Office Professionalバンドルのオプションを選択することが可能になったというものです。どのようなケースで嬉しいのか説明をさせていただきます。
まずはじめに
BYOL WorkSpacesとはなんでしょうか? WorkSpacesには以下の2種類のライセンス体系があります。
License Includeモデル
WorkSpacesの料金の中にWindowsOSのライセンス料金が内包されているパターン※こちらがデフォルトのライセンス体系
Bring Your Own Licenseモデル
自社で保有しているWindowsOSのライセンスを持ち込んでWorkSpacesを利用するパターン
後者をBYOL WorkSpacesと呼びます。今回のUpdateで影響があるのはBring Your Own Licenseモデルです。
どういうケースで嬉しいのか?
経験上、BYOL WorkSpacesを利用しているお客様の傾向として、Microsoft Officeのライセンスについても自社で保有しており、活用をしたいというケースが多いです。しかしMicrosoftのライセンス規約は複雑で、AWSの仮想デスクトップサービスであるWorkSpaces上でMicrosoft Office製品を利用する際、規約違反をしないために細かいルールを抑える必要がありました。※ライセンス規約の解釈についてはMicrosoft及びMicrosoftライセンスの代理店にご確認ください。
具体的には、Windows OSをBYOLする環境でOfficeを利用するときには、持ち込み可能なライセンスを利用して『個別にインストールする』『カスタムバンドルを作成』する必要がありました。このアップデートで、OfficeのBYOLができるわけではありませんがバンドル済みのイメージを利用することでOfficeを利用できる環境を簡単に作成できるようになりました。※Officeの利用料金として、オプションで追加料金が発生します。
料金
1台のWorkSpacesごと、$14.75/月となります。※全てのリージョンで同一価格
詳細については以下料金ページを参照ください。
Amazon WorkSpaces Pricing
さいごに
特定のニーズに向けたのUpdateでしたが、ライセンス周りで苦労されている方には嬉しいUpdateなのではないでしょうか。この記事が誰かのお役に立てば幸いです。