ラスベガスのサーキットで初心者が走れる理由 #reinvent

ラスベガスのSPEEDVEGASというサーキットで、なぜ初心者が安全に走れるのかをまとめてみました。
2022.12.09

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AWS認定トレーニング講師の平野@おんせん県おおいたです。

ラスベガスのSPEEDVEGASというサーキットで、スーパーカーに乗ってきました。 詳しくは、こちらのブログでレポートされているのでご覧ください。

ところで、いきなりスーパーカーでサーキットを走るって、危険だと思いませんか? 答えは危険です。通常の試乗はスピードを制限して行います。

例えば、私の地元のサーキットでも体験走行出来るのですが、先導車が走ってスピードを抑えて走ります。

ただ、スーパーカーを50km/hで走らせても楽しくないですよね。

では、速度制限無しに走りたいときはどうすれば良いでしょう。こちらも地元の例ですが、まずは会員登録/講習受講を行い、様々な規則に合わせて参加する必要があります。 これではre:Invent期間中の数時間で参加することは出来ません。

となると、どうやっているのでしょうか?

ココをこのブログでは解説します。

STEP1 ブリーフィング

まず最初にブリーフィングルームに集合します。 講習の開始です。 日本であれば、フラッグの見方と対応方法、追い越しのルール、などなど数時間くらいかかる感じで、覚悟していました。 が、実際の説明はこれだけでした。

ブレーキのタイミング、ハンドルを切るタイミング、アクセルを踏むタイミングの説明だけです。 注目するポイントはサーキット場に目印(赤と緑のコーン、実際はLEDが光る固定のポールが設置)があって、それを目安にブレーキ、アクセルを操作します。説明はこれだけです。(あと、スムーズに操作してね、ドリフトはNGだよ、の注意はありました)

とはいえ、初めての人はこの9ステップも多いと感じると思います。その場合は、この2カ所(②と⑨)をおさえおさえておけばOKという感じです。

STEP2 同乗サポート

それでも、コースに入るタイミング、追い越しのタイミングは非常に難しいです。特に初めてだと、追い越される際に正しく譲れないと事故につながります。

そこで、スタッフが同乗して、それらをサポートしてくれます。例えば後ろから速い車が着ているとスタッフがハンドルに軽く手を添えて、「左に寄って」と言ってくれます。それに従えば、後続車に安全に道を譲ることができます。(正直後ろを見る余裕がないので、とても助かりました)

あと、最初の説明にもあった、赤いLEDポールが近づくと「ブレーキ」と言ってサポートしてくれます。

自信の無い人向けサービス

そうはいっても、直前になってやっぱり自信が無いという人もいると思います。その場合は無理せずに、スタッフの人に運転をお願いして、隣(パッセンジャーシート)に同乗して楽しむ、という選択肢もOKでした。

まとめ

とてもシンプルな仕組みで、サーキット走行を安全に楽しめるようにしていることに感動しました。「自由を与えて、仕組みで危険から守る」といのはまるでセキュリティーのガードレール戦略のようでした。

是非みなさんも、ラスベガスでサーキット体験してみてください。

補足

走り終わって興奮していると、スタッフの人に「延長する?」とキャ○クラ的お誘いがありますので、ご注意くださいw