猫吸いの因果関係?繰り返し発生する問題の真因を因果ループ図で探る

2022.06.10
こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
職場における様々な問題の中には、単純ですぐに解決できるものもあれば、複雑で一見解決したように見えてもしばらくしてまた再発するような問題があります。こういった複雑な問題を分析するためには、問題の一部だけをみることや、問題を見つけた瞬間だけを考えるのではなく、時間の経過とともにどのようなプロセスを経て原因と結果が連鎖していくかを追っていく必要があります。これを図としてまとめる方法として因果ループ図があります。

因果ループ図とは

因果ループ図は システム思考 のツールの一つです。システム思考は、問題をシステムとして捉え、問題の周辺にある要素のかかわり合いに着目し、解決に導く思考法です。
因果ループ図は、多要素における原因と結果の影響を可視化し、分析するためのツールです。
  • 各要素が原因と結果の関係としてプラス・マイナスどちらの影響があるのか?
それらを環状にまとめ、全体としてどのように作用しているかを表現します。

因果ループ図の記法

要素

要素の名前を記します

要素の因果関係

要素間の因果関係の方向を矢印で記します

同方向 or 逆方向

因果関係が同方向なのか、逆方向なのかを記載します。
同方向とは、
  • A が増えれば B が増える
  • A が減れば B が減る
のどちらかの状態です。このとき、 S もしくは + と記載します。
S は Same の S です。
逆方向とは、
  • A が増えると B が減る
  • A が減ると B が増える
のどちらかの状態です。このとき、 O もしくは - と記載します。
O は Opposite の O です。

バランス型ループ

バランス型ループは逆方向の影響が奇数個のループです。 全体としてプラスの影響とマイナスの影響の双方が働きバランスを保ちます。

例 - 猫を吸う量と猫を吸いたい気持ち

猫を吸いたい気持ちが高まると、実際に猫を吸う量が増えます。この関係は同一方向です。
猫を吸う量が増えて満足すると、猫を吸いたい気持ちが下がります。この関係は逆方向です。

自己強化型ループ

自己強化型ループは逆方向の影響が偶数個(0の場合も含む)のループです。
全体として常にプラス方向に強化されていくか、マイナス方向に弱まっていきます。

例 - ミスの量・叱る量・ストレスの量

ミスが多いほど、叱る頻度を増やす上司がいたとします。これは同一方向です。
叱られるほど、ストレスが貯まります。これも同一方向です。
ストレスが溜まると集中力が下がりミスが増えます。これも同一方向です。
この場合、実際に必要なのはミスの原因を見つけ、対策を講じることです。

まとめ

複雑な問題を分析するためのツールである因果ループ図を紹介しました。
因果ループ図が必要になるような複雑な問題の典型としては、複数の関係者・部門・社内外などをまたがる問題です。因果関係の全体像を把握するためには、自分自身の担当外、チームの担当外、社内の担当外も含めた関係性の全体を把握する必要があります。
システム思考に関しては書籍「学習する組織 」に詳しく記載されているので気になる方は読んでみてください。

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