何のために仕事をしているのか?個別タスクの背景にある目的の連鎖をつなぎこむ
こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
仕事における個別のタスクの背景には、その目的や価値へのつながりがあります。
さらに、個別のタスクを包含するプロジェクトにも目的や背景があります。
プロジェクトのさらに上には部門全体の Mission, Vision があります。
これらは切り離されたものではなく、つながりがあります。
目的や背景とタスクを切り離さない
冒頭の説明にあったように、各段階での目的にはつながりがありますが、意識的に視界に入るようにしていないとつい目の前のタスクを完了させること自体に気を取られがちです。私達は、単に作業のために仕事をしているわけではなく、価値(アウトカム)を生み出すために仕事をしています。
図は、いわゆる三人の石工にあたる内容です。
- 作業を完遂させるためだけに仕事しているわけではありません
- 自分がレベルアップするためだけに仕事をしているわけではありません
- 最終的な価値を生み出すために仕事をしています
そのため、何らかの形で上位の目的をすぐに確認できることが好ましいと考えました。
目的の連鎖をつなぎこむ
実際に、私達エンジニアリング統括室の業務において上位目的を確認できるように設定をしてみました。
私達は、スクラムを活用して業務を進めています。(なおスクラム用語の解説は省略します)
それを踏まえて、以下のような要素があります。
各要素とデータの保存先の関係は
- 部門の Mission, Vision - Google Slides
- 部門のOKR目標 - Notion Database
- Project の目的 - Notion Database
- Product Goal - Notion Database
- Sprint Goal - Notion Database
- Product Backlog Item - Notion Database
- Sprint Backlog Item - Notion Database
のようになっています。
これらの要素を以下のような方法でつなぎこみました。
- 部門のOKR目標から部門の Mission, Vision の Google Slides へのリンクを設定
- Product Goal, Product Backlog Item, Spring Backlog Item から Project ヘのリンクを設定
- Sprint Goal から Product Goal へのリンクを設定
- Spring Backlog Item から Product Backlog Item へのリンクを設定
これで、どの場所からでも上位の目的をリンクでたどって参照可能になりました。
まとめ
目的をつなぐことの重要さと、私達のチームにおけるつなぎ方の例を紹介しました。
私達の場合はスクラムを使っていて、 Notion を使っていることを前提としたつなぎ方でしたが、下位で扱うものからより上位で扱っているものをリンク構造でつなぎこめばよい、というコンセプトがあれば他の環境でも再現できるかと思います。