
【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ】 Cowork活用2 Coworkで商談前の振り返りを自動化した話
CRMツールをCoworkに繋いだら、商談前の準備が変わった話
はじめに:商談前の振り返り、もっと楽にできます
「前回どんな話しましたっけ?」
2回目以降の商談で、こういう空気になったことはないでしょうか。CRMに記録はある。商談直前にCRMを開いて、過去のメモを読み返して、ポイントを整理して……という作業は普段からやっている方も多いと思います。今回は、その作業をCoworkでもっと楽にできないか試してみた話を書きます。
やること:会社名を入力するだけ
CoworkにCRMコネクターを接続した状態で、こう入力しました。
「〇〇株式会社の振り返りメモ作って」
たったこれだけです。あとはCoworkが自動でCRMを検索し、関連する商談・メモ・活動履歴を横断して読み取り、出力してくれました。
実際に出てきたアウトプット(サンプル)
【〇〇株式会社 商談前ブリーフ】
作成日:20XX年X月X日
■ これまでの関係サマリー
20XX年XX月に新規開拓を開始。約X年間でX件の案件を提案し、うちX件受注。
直近はXXという別の切り口で商談が進行中。
付き合いの歴史は約X年で、関係拡大フェーズにある。
■ 直近の取引状況
- 【新規】XX検討:進行中(意思決定者承認済)/ クローズ XX月末
- XX提案:失注 / ¥X,XXX,XXX / 20XX年XX月
- コンサル支援(XX):受注済 / ¥X,XXX,XXX / 20XX年XX月
■ 積み残し・確認ポイント
- 直近の失注案件の理由が未確認
→ 今後の提案に活かすためにも率直に聞いておきたい
- 進行中案件の最終判断:クローズ日に向けてブロッカーはないか
- 先方担当者が変わっている可能性 → 窓口の確認を
使ってみてどうだったか
よかった点:「これまでの関係サマリー」が地味に効く
個人的に一番刺さったのが、関係全体を俯瞰した一段落のサマリーです。「新規開拓から約Xヶ月、X案件失注したが関係は続いている」という事実を改めて文章で見ると、商談の入り方が変わります。謝罪モードでも強引なクロージングでもなく、「関係継続中」という前提で臨める。
普段自分でCRMを読み返すときは気づきにくかった視点が、まとめて出てくることに価値があります。
積み残しの検出も実用的
「失注理由をまだ正式に確認できていない」「意思決定者承認済なのにクローズ日が迫っている」といった事実が、複数の商談データを横断することで自然に浮かび上がってきます。1件ずつ手動で読んでいると見落としやすいポイントです。
セットアップ手順(ざっくり)
- Claude Desktopを最新版に更新
- Coworkの設定画面を開く
- コネクター一覧から使用しているCRMツールを選択
- CRMアカウントで認証(OAuthで1クリック)
- 完了
CRMツール側では、管理者による事前のアクセス権付与が必要な場合があります。社内でCRMを管理している方に確認してみてください。
⚠️ 注意点:接続が切れることがある
実際に使っていて気づいた点として、CRMとCoworkの接続がしばらく使わないと自動的に切れることがあります。
これはセキュリティ保護のために一定時間でセッションが切れる、一般的な仕組みによるものです。Coworkを再起動したり、時間をおいてから使い始めたりすると、接続が切れた状態になっていることがあります。
対処法はシンプルで、Coworkの設定画面からCRMコネクターを再接続するだけです。操作自体は1クリックで完了します。使う前に接続状態を確認しておく習慣をつけておくと安心です。
まとめ
CRMツール × Coworkで振り返りメモを作ってみた感想を一言で言うと、「CRMに記録する意味が変わった」です。
これまでは自分で読み返すだけだったCRMのメモが、Coworkと繋がることで「次の商談で役立つカンペ」として活きてきます。入力の手間は変わらないけれど、使われ方が変わる。
まず1社試してみるだけで、この感覚はつかめると思います。








