【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ】Cowork活用4 非エンジニアでもClaudeで営業提案ツールを作れた話

【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ】Cowork活用4 非エンジニアでもClaudeで営業提案ツールを作れた話

営業で「顧客の課題は引き出せたのに、自社ソリューションが即座に出てこない」という「空中戦」に陥った経験はありませんか?Claudeのプロジェクト機能を使って、課題入力だけで最適なSaaS・CPPO製品と金額を即座に提案できるツールを作ってみました。
2026.07.11

はじめに

こんにちは、クラスメソッド北海道営業部古賀です。

営業として「顧客の課題をちゃんとヒアリングできた」のに、そこから先が詰まる、という経験はありませんか。

課題は引き出せた。でも「それに対してうちで何が提供できるんだっけ?」が即座に出てこない。結果、会話が抽象的なまま終わり、次のステップに進めない。

いわゆる 「空中戦」 です。抽象的で結論が出ない会議や商談のことで、営業をやっていれば心当たりのある方も多いのではないでしょうか。

なぜ「空中戦」が起きるのか

原因はシンプルで、「自社がどんな課題に対して何ができるか」を、商談の場で即座に把握しきれないケースがあるからです。

ソリューションは目的を達成するための手段です。しかし手段が多くなればなるほど、どの課題にどのソリューションが当たるかの組み合わせが複雑になっていきます。

特に、SaaS製品やCPPO(AWS Marketplaceを通じたチャネルパートナー向け提案)は種類が多く、ユースケースも多様です。商談の場で頭の中だけで整理しながら会話するのは、正直しんどい。

そこで作ったのが、SaaS/CPPOソリューション提案ツールです。

Claudeをベースにしたツールで、入力項目はシンプルです。

業種:ドロップダウンから選択
従業員規模:ドロップダウンから選択
課題:キーワードで自由入力(例:「監視ツールが乱立してアラートが多すぎる」「端末のセキュリティが不安」など)

「ソリューションを検索」を押すと、弊社取扱製品から最適なソリューションと概算金額が出力されます。

推奨ソリューション:課題に対して有効なSaaS・CPPO製品
ユースケース:具体的にどう使うか・どう効くか
参考金額:おおよその費用感(標準構成ベース)

実際に使ってみると

課題を入力すると、カテゴリ別にこんな形で出力が返ってきます。
◻︎◻︎はソリューション名です。

開発 / DevOps
◻︎◻︎(DevOps統合プラットフォーム)
・CI/CDが属人化しリリースが遅い
・開発フローが標準化されていない
参考金額:〇〇万円/年〜(※従業員100名規模の標準構成の場合。実際の構成により変動します)

監視・オブザーバビリティ
◻︎◻︎(インフラからアプリまで可視化するモニタリングツール)
・監視ツールが乱立してアラートが多い
・障害の原因特定に時間がかかる
参考金額:〇〇万円/年〜(※従業員100名規模の標準構成の場合。実際の構成により変動します)

複数の製品が提案される場合は、合計の概算費用もあわせて表示されます。

これが手元にあると、商談で聞いてきた課題を帰社後にツールへ入力するだけで、「どんな手段が使えるか」をすぐ整理できます。繰り返しになりますが、ソリューションはあくまでも目的達成のための手段。しかし、課題と手段の紐付けを素早く整理できれば、次の商談に向けた提案準備がぐっとスムーズになります!!

作るのも展開も、そこまで労力はいらない

「開発が大変そう」と思った方、安心してください。コードは一行も書いていません。

実際にやったのは以下の4ステップだけです。

  1. Claudeでプロジェクトを新規作成する:Claudeの「プロジェクト」機能で、専用の作業スペースを作ります。
  2. プロンプトを設定する:「業種・従業員規模・課題を受け取ったら、参考ドキュメントの製品情報から該当するソリューションと概算金額を出力する」というルールを指示文として書くだけです。
  3. 自社の製品情報をドキュメントとして追加する:取扱製品の一覧や価格表をそのままアップロードします。製品情報が更新されたら、このドキュメントを差し替えるだけで済みます。
  4. チームに共有する:Claudeのプロジェクトはチームメンバーと共有できるので、リンクを送るだけで全員が同じツールを使えます。インストール不要、(チームでClaudeを利用できる環境があれば)新たなシステムのアカウント発行不要、リリース作業も不要です。

「こんなツールがあったら便利」と思ったら、まずClaudeで試してみてください。意外と、すぐできます。

まとめ

課題は聞けるのにソリューションが出てこない「空中戦」は、営業あるあるの悩みです
Claudeのプロジェクト機能を使えば、課題→ソリューション→金額を変換するツールがプロンプトだけで作れます
作ったものはチームにすぐ共有でき、展開コストもほぼゼロです

ソリューション営業の「引き出し」を増やすツールとして、ぜひ試してみてください。


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