【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ 】営業ツールをClaude Codeにつないでみた(MCP連携編)

【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ 】営業ツールをClaude Codeにつないでみた(MCP連携編)

2026.03.17

1. 前回のおさらいと今回のテーマ

クラスメソッド アカウント営業部の福島です。営業チームのマネジメントをしながら、Claude Codeを日々の業務に活用しています。

前回の記事で、神野が「Claude Codeの環境構築」を紹介しました。

前回:Claude Codeを動かす環境を整えてみた

今回は、その次のステップ__「普段使っている営業ツールをClaude Codeにつなぐ」__話です。

Claude Codeは単体でも便利ですが、SlackやGoogleカレンダー、HubSpotといった業務ツールとつなぐと、「いちいち画面を切り替えて確認する」手間がごっそり消えます。この「つなぐ仕組み」が**MCP(Model Context Protocol)**です。

2. MCPとは?——非エンジニア向けにひとことで

MCPを一言でいうと、**「Claude Codeと外部ツールをつなぐ橋」**です。

普通にClaude Codeを使う場合、Claudeが触れるのは自分のPC内のファイルだけです。MCPを設定すると、ClaudeがSlackのメッセージを読んだり、カレンダーの予定を確認したり、CRMのデータを引っ張ってきたりできるようになります。

イメージとしてはこんな感じです。

あなた → Claude Code → MCP → Slack / Googleカレンダー / HubSpot / ...

「Claudeに新しい目と手を与える」くらいの感覚で捉えてもらえればOKです。

3. 何をつなげるのか

クラスメソッドでは様々SaaSを使っていて、営業では下記のツールを主に利用しています。
クラスメソッド営業の主なSaaSツール

営業職の私が実際につないで「これは便利だ」と感じたものを紹介します。

ツール 何ができるようになるか 営業での使いどころ
Googleカレンダー 予定の確認・作成・空き時間の検索 朝の計画、アポ調整
Slack メッセージの検索・チャンネルの確認 案件の経緯確認、チーム状況の把握
HubSpot コンタクト・企業・取引の検索 商談前の顧客情報確認、活動状況の把握

他にもSalesforce、Notion、Backlogなどもつなげますが、まずはこの3つが営業にとって効果が大きいです。

4. つなぎ方(設定手順)

共通の前提

  • Claude.ai(Webブラウザ)またはClaude Desktopが利用可能であること
  • 有償プラン(Pro以上)に加入済みであること
  • Team / Enterpriseプランの場合、管理者(Owner)が事前にコネクターを有効化している必要があります

コネクターへのアクセス方法

接続の設定は、下記からアクセスできます。
設定画面から

  1. claude.ai/customize/connectors にアクセス(Claude Desktopの場合も同じ設定画面)
    2.左下の名前のところをクリック
    設定画面
    CleanShot 2026-03-17 at 15.35.22@2x

3.コネクタを選択
CleanShot 2026-03-17 at 15.36.27@2x
4. 「コネクター」 セクションの横にある 「連携/連携させる」 ボタンをクリック
CleanShot 2026-03-17 at 15.37.23@2x

手順1:Googleカレンダーをつなぐ

  1. コネクタ一覧から 「Google Calendar」 を探して 「連携/連携させる」 をクリック
  2. Googleアカウントの認証画面が表示されるので、業務で使っているアカウントでログイン
  3. 権限の許可を求められるので 「許可」 をクリック
  4. Claude Desktopに戻ると、Google Calendarが「接続済み」になっている

💡 確認方法: チャットで「今日の予定を教えて」と聞いてみてください。カレンダーの内容が返ってくれば成功です。

手順2:Slackをつなぐ

  1. 同じく 「利用可能なツール」 から 「Slack」 を探して **「連携/連携させる」**をクリック
  2. Slackのワークスペース認証画面が表示される
  3. 対象のワークスペースを選択してログイン
  4. 権限を許可する

💡 確認方法: 「〇〇チャンネルの最新のメッセージを教えて」と聞いてみてください。

⚠ 注意: Slackの接続には、ワークスペースの管理者が事前にMCP連携を許可している必要がある場合があります。うまくいかない場合は、社内のSlack管理者に確認してみてください。

手順3:HubSpotをつなぐ

  1. 「利用可能なツール」 から 「HubSpot」 を探して **「連携/連携させる」**をクリック
  2. HubSpotの認証画面が表示されるのでログイン
  3. 権限を許可する

⚠ 重要: HubSpotの接続には**管理者権限(Admin)**が必要です。自分のアカウントに権限がない場合は、HubSpotの管理者に依頼する必要があります。私の場合も、社内の担当者に権限付与を調整してもらいました。ここが一番ハマりやすいポイントです。

💡 確認方法: 「〇〇株式会社の情報を調べて」と聞いてみてください。HubSpot上の企業情報が返ってくれば成功です。

5. で、何が変わったのか

正直なところ、劇的なビフォーアフターがあるわけではありません。ただ、気づいたら「あの画面を開く」という行為自体をしなくなっていました。

朝の変化

以前: 出社 → Googleカレンダーを開く → 今日の予定を確認 → 頭の中で優先順位をつける → Slackを開いて昨日の流れを追う

: Claude Codeに「今日の予定と、昨日のSlackで対応が必要なものを教えて」と聞く。1回のやり取りで朝の状況把握が終わる。

商談前の変化

以前: HubSpotを開く → 企業名で検索 → 過去の取引履歴を確認 → 担当者の活動ログを見る → Slackで社内のやり取りも検索

: 「〇〇株式会社との直近のやり取りをまとめて」と聞く。HubSpotの情報とSlackの関連やり取りがまとめて返ってくる

チーム管理の変化

以前: メンバーごとにHubSpotの活動画面を開いて、今週の動きを個別に確認

: 「今週のチームの活動状況をまとめて」で概要が出てくる。気になるメンバーがいたら「〇〇さんの詳細を見せて」と掘り下げる。

共通しているのは「10秒の手間 × 何十回」が消えたこと

一つひとつは大したことのない操作です。画面を開く、検索する、結果を読む。でもこれが1日に何十回もあると、積もり積もって「なんか疲れる」の原因になります。

MCP連携の価値は、派手な自動化ではなく、この「地味な摩擦」を消すことにあると思っています。

6. やってみてわかった注意点

権限まわりは事前に確認

特にHubSpotは管理者権限が必要でした。「つなごうと思ったらつなげない」は地味にストレスなので、IT管理者やツールの管理者に事前に相談しておくのがおすすめです。

全部一気につなごうとしない

最初は1つだけつないで試すのがコツです。私のおすすめはGoogleカレンダーから。一番設定が簡単で、効果も実感しやすいです。慣れてきたらSlack、その次にCRMという順番が無理がありません。

情報の取り扱いに注意

MCPでつなぐということは、Claude Codeがそれらのツールの情報を読める状態になるということです。社内のセキュリティポリシーを確認した上で利用してください。特に顧客情報を扱うCRMの接続は、上長やセキュリティ担当への確認を忘れずに。

7. まとめ

手順 内容 目安時間
手順1 Googleカレンダーを接続 3分
手順2 Slackを接続 3分
手順3 HubSpotを接続(※管理者権限の調整が必要な場合あり) 3〜10分

設定自体は、権限さえ問題なければ10分もかかりません

大事なのは、つないだ後に**「いつもの業務を、まずClaude Codeに聞いてみる」**という習慣をつけることです。カレンダーを開く前に聞く。Slackを検索する前に聞く。HubSpotでフィルタをかける前に聞く。

この「まず聞いてみる」を1週間続けると、もう手動に戻れなくなります。それくらい、地味だけど確実に効いてくる変化です。


参考リンク

クラスメソッド株式会社 営業採用向け紹介資料

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