
Claude Code の Agent Teams 機能を使って、自分の指揮で動く専門家チームを作ってみた
はじめに
クラスメソッドオペレーションズの Shimizu です。
Claude Code に最近実装された機能「Agent Teams(エージェントチーム)」が話題です。
複数の AI エージェントがチームとして動作する、と聞くとなんだか難しそうですが、Claude Code ライトユーザーの筆者でも比較的簡単に試すことができて、あたかも自分の指揮ひとつで動かせる専門家チームを手に入れたような体験ができました。
そこで今回はエージェントチームを実際に動かしてみた手順と、その所感をご紹介します!
Agent Teams って何? 従来のサブエージェントとの違いは?
エージェントチームはあるタスクを指示すると、Claude Code 側で複数のエージェントを立ち上げてタスクを並列実行し、最終的に結果を取りまとめて出力してくれる、という機能です。
従来のサブエージェント機能との違いについて、Claude Code のドキュメント では以下のように説明されています。
エージェントチームを使用すると、複数の Claude Code インスタンスが連携して動作するように調整できます。1 つのセッションがチームリーダーとして機能し、作業を調整し、タスクを割り当て、結果を統合します。チームメンバーは独立して動作し、それぞれ独自のコンテキストウィンドウで作業し、互いに直接通信します。
単一セッション内で実行され、メインエージェントにのみ報告できる subagents とは異なり、リーダーを経由せずにチームメンバー個別と直接やり取りすることもできます。
つまり従来のサブエージェントが「リーダーからの指示を黙々とこなす個別メンバー」だとすると、エージェントチームは「メンバー同士でお互いに相談しながら進めるチーム」と言えそうです。
NanoBanana の助けを借りてアメコミ風に表現すると、以下のようなイメージです。
※ あくまでも筆者の理解なので、厳密には異なるかもしれませんがご容赦ください。

この概念を実際に体験するために、エージェントチーム機能で簡単なタスクを試してみたので、以下にその手順をご紹介します!
やってみた
筆者の環境(Mac)では現状の最新版 Claude Code(v2.1.37)がインストールされており、ターミナルを分割表示するために tmux というツールを導入しています。これから導入される方は、文末の資料を参考にしてください。
まず Claude Code の起動前に、エージェントチーム機能を有効化します。
Mac のホームディレクトリ内にある隠しフォルダの .claude/settings.json をテキストエディタで開き、以下の記述を追加して保存します。
{
"env": {
"CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS": "1"
}
}

これだけでエージェントチーム機能の有効化は完了です!
適当なフォルダを作成して、その中で Claude Code を起動します。
機能が有効化されていることを確認するため、以下のようにプロンプトを与えてみます。
エージェントチーム機能は現在、有効になっていますか?
機能を検証するために最適なプロンプトを教えてください。
するとエージェントチーム機能が有効であることと、具体的な検証プロンプトを教えてくれました。

チーム機能を使うには、プロンプトに「チームを使って」と明示的なキーワードを指定し、各サブエージェントの具体的な役割を入れると良いようです。
そこで筆者の場合は、管理している採用サイトをさまざまな視点から評価して改善したいため、以下のようにプロンプトで指示しました。
チームを使って弊社の採用サイト( https://careers.classmethod-operations.jp/ )を分析し、
改善案をまとめたレポートを HTML で作成してください。
- SEO の課題点
- デザイン、UI の課題点
- セキュリティの課題点
するとエージェントのチームが作成され、SEO 担当の seo-analyst、デザイン担当の ui-analyst、セキュリティ担当の security-analyst という 3 つのエージェントがそれぞれ並行して稼働を始めました。

処理中はメインエージェント(リーダー)と 3 つのサブエージェント(メンバー)が並行して色々な作業を行い、毎回承認を求めてくるので操作が目まぐるしいですが、ターミナルを切り替えて各エージェントの動作を確認できます。
以下のようにプロンプト入力欄の下にあるタブを方向キーで移動させると、それぞれのエージェントの画面に切り替わり、個別にプロンプトで指示を与えることもできます。

しばらく待つと 3 つのサブエージェントによる分析が完了し、メインエージェントが結果を取りまとめて最終的な HTML レポートが作成されました。
タスクが完了すると、起動したチームはシャットダウンされます。

生成された HTML のレポートを確認すると、SEO / デザイン・UI / セキュリティの各分野から分析した結果と、推奨されるアクションが綺麗にまとまっています。

今回試した内容は以上です。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
思っていたよりも簡単に「自分だけの専門家チームを指揮する」という体験ができたので、Claude Code をお使いの方にはぜひエージェントチーム機能を一度試していただきたいです。
ただし注意点として、Claude Code のドキュメント にもあるように本機能では各メンバー(サブエージェント)が個別の Claude Code インスタンスで動作するため、通常よりも多くのトークンを消費します。
筆者は Claude Code の Pro プランを利用しており、普段の利用では上限に達したことはありませんでしたが、エージェントチームのメンバー数を増やして検証すると、すぐ制限にかかってしまいました。
今回は検証のため簡単なWebサイトの分析をしましたが、必要以上にエージェントチームを多用するとオーバースペックとなりトークンを無駄に消費してしまうため、必要ない時は通常のシングルエージェントを使用した方がよいかもしれません。
筆者の業務範囲では今のところ「エージェントチームがないと困る」といった大規模で複雑なユースケースは思いつきませんが、面白い機能なので今後も機会があれば使ってみたいと思います。
この記事がお役に立てば幸いです!
参考情報
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