Amazon CloudFront の デフォルト上限値が更に大幅にアップしました!(2016秋)

Amazon CloudFront の デフォルト上限値が更に大幅にアップしました!(2016秋)

Clock Icon2016.10.20

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はじめに

AWSチームの鈴木です。

AWSがCDNとして提供するCloudFront、初期状態の性能上限値が引き上げられ、「データ転送レート」は4倍(10Gbps→40Gbps)、 「1秒あたりのリクエスト数」は約6.7倍(15,000 → 100,000)までの利用が可能となりました。

2016年10月、最新のCloudFrontの上限値について紹介させて頂きます。

CloudFront デフォルト上限値一覧

リソース 2016年1月以前 2016年1月以降 2016年10月以降
データ転送レートディストリビューションあたり 1,000Mbps 10 Gbps 40Gbps
1 秒あたり、ディストリビューションあたりのリクエスト 1000 15000 100000
アカウントあたりのウェブディストリビューション 200
アカウントあたりの RTMP ディストリビューション 100
ディストリビューションあたりの代替ドメイン名(CNAME) 100
ディストリビューションあたりのオリジン 25
ディストリビューションあたりのキャッシュ動作 25
キャッシュ動作あたりのホワイトリスト登録済みヘッダー 10
キャッシュ動作あたりのホワイトリスト登録済み Cookie 10
専用 IP アドレスを使用する、アカウントあたりの SSL 証明書数(※1) 2
Amazon CloudFront でオリジンに転送できるカスタムヘッダー 10 個の名前と値のペア
  • ※1 HTTPS リクエスト、 専用 IP アドレスを利用して供給するALl Client Option(月600$)を利用した場合の制限数。
  • SNI を使用して HTTPS リクエストを供給する場合、SSL証明書数の制限はありません
  • AWSサポートに上限緩和申請を実施することで、上記デフォルト上限値は拡張が可能です。

CloudFront上限緩和申請 計算方法&申請手順

まとめ

CloudFront、9ヶ月前、2016年1月にも性能上限の以前と比較し、「データ転送レート」は40倍(1Gbps→40Gbps)、「1秒あたりのリクエスト数」は100倍(1000→100000)まで、上限緩和申請、AWSサポートへの手続きなく利用する事が可能となりました。

AWSが提供するクラウドのスケールメリットを教授できるCloudFront、ぜひご活用ください。

参考URL

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