【アップデート】CloudWatchコンソールに「お気に入り」機能が追加されました

2022.05.30

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

コンサル部のとばち(@toda_kk)です。

2022年5月のアップデートで、Amazon CloudWatchのコンソールについて機能強化が発表されました。

このうち、頻繁に使用するダッシュボード、アラーム、ロググループについて、「お気に入り」に登録しておくことですぐにアクセスできるようになりました。

「お気に入り」の登録の手順については、上記の通り公式ドキュメントが用意されているのですが、文字だけよりもスクリーンショットなどあるとよりわかりやすいかと思ったので手順をまとめてみました。

「最近のアクセス」の表示の確認

「お気に入り」に登録するためには、まず、対象のダッシュボード、アラーム、ロググループを「最近のアクセス」に表示させる必要があります。

CloudWatchの新しいコンソールにアクセスすると、左のサイドバーに「お気に入りと最近のアクセス」という項目があります。

デフォルトでは何も表示されていない状態です。

いずれかのダッシュボード、アラーム、ロググループにアクセスすると、ここの「最近のアクセス」として該当のリンクが表示されるようになります。

今回は試しに、/aws/apigateway/welcomeというロググループにアクセスしてみました。

他にもいくつかロググループにアクセスしていくと、「最近のアクセス」に追加されていきます。ただ、「最近のアクセス」に表示されるのは、カスタムダッシュボード、自動ダッシュボード、アラーム、ロググループのそれぞれで上限5件までのようです。

「お気に入り」登録の手順

「お気に入り」に登録したい対象が「最近のアクセス」に表示されると、「お気に入り」に登録できるようになります。

「最近のアクセス」に表示されている対象のリンク上にマウスカーソルやポインターを持っていきホバーさせると、☆のマークが表示されます。

この☆のマークをクリックすることで、「お気に入り」に登録できます。

ちなみに、「最近のアクセス」は上限5件までしか表示されませんでしたが、「お気に入り」は6件以上登録できました。

ただ、あんまり登録しすぎてもかえって目的のリンクを探しづらくなりそうなので、ほどほどにしておくのが良さそうです。

ブラウザごとに保存される

また、いくつかのパターンでアクセスして試してみたのですが、「最近のアクセス」「お気に入り」はどちらも アカウント x ブラウザ の組み合わせごとに保存されるようです。

そのため、同じブラウザで同じアカウントの別のユーザーとしてサインインしたり、別のロールにAssume Roleしても、「最近のアクセス」「お気に入り」は共有されます。逆に、別にブラウザから同じユーザーとしてサインインすると、共有されません。

別のアカウントにサインインすると、同じブラウザでも「最近のアクセス」「お気に入り」は共有されません(アカウントが違えばダッシュボードなどのリソースも違うので当然。)

コンソールの機能改善によってCloudWatchによる監視や運用がより便利になりました

今回のアップデートはCloudWatchのサービスそのものの機能強化ではありませんが、コンソールが改善されたことで、CloudWatchを利用した監視や運用における日々の業務がより便利になったのではないかと感じます。

今後もコンソールの機能改善に期待していきたいです。もしご要望などあれば、積極的にフィードバックしていきましょう!

以上、コンサル部のとばち(@toda_kk)でした。