【アップデート】CloudWatch Logsでページ送りが不要になるなどユーザビリティが向上しました!

【アップデート】CloudWatch Logsでページ送りが不要になるなどユーザビリティが向上しました!

Clock Icon2016.08.30

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地味ネタ大好き森永です。
今回はCloudWatch Logsのユーザビリティが向上したという素晴らしい地味ネタです。

変更内容

以下が変更されました。

  • ログでテキストフォーマットが選択可能に
  • ページ送りが不要に
  • ロググループ内にある全てのログストリームを一度に閲覧可能に
  • 検索結果をURLで共有可能に
  • 検索する時間範囲の指定が容易に

ログでテキストフォーマットが選択可能に

今までのフォーマットの場合、長い出力や複数行の出力があった場合は一行に折りたたまれ全てを確認するには該当行をクリックして展開する必要がありました。

CloudWatch_Management_Console 8

テキストデータとしてコピーして別の場所で使用したいという場合などこちらの表示方法では困る場面がありました。
今回、テキストフォーマットが選択出来るようになりましたので、活用しやすくイッキ見もしやすくなりました。

表示フォーマットの変更は右上の「オプションを表示」から「テキスト表示への切り替え」を選択します。

CloudWatch_Management_Console 2

すると、全てが展開された状態のテキストフォーマットで表示されます。

CloudWatch_Management_Console 9

ページ送りが不要に

長いログファイルを確認する時、今まではページ番号がつき目的のログを探すためにページ送りをする必要がありました。
今回のアップデートで、ページ番号がなくなり全てのログがひとつのページで見れるようになりました。

一気にログを読み込むと遅くなることを考慮して、現在読み込んでいるログの最初か最後までスクロールすることで続きのログが読み込まれるようになっています。

CloudWatch_Management_Console

使い始めた頃ページの存在を知らず、目的のログが見つからないなぁとハマっていた私としては嬉しいアップデートです。

ロググループ内にある全てのログストリームを一度に閲覧可能に

CloudWatch Logsには「ロググループ」「ログストリーム」という概念があります。
apacheのアクセスログをCloudWatch Logsに流し込む場合だと、「apacheのアクセスログ」という「ロググループ」を作成し、その中にインスタンスごとの「ログストリーム」が作成される、といった関係です。

AWSの環境にある全てのアクセスログを確認したい場合、今まではひとつひとつのログストリームを確認する必要がありました。
今回のアップデートでロググループ単位でログの閲覧・検索が可能になりました!

ロググループ単位での閲覧は、ロググループを選択し、ログストリーム一覧が出たところで「イベントの検索」を押すだけで可能です。
ログの表示に関してはログストリームと全く変わりません。

CloudWatch_Management_Console 7

検索結果をURLで共有可能に

検索して見つけたログをチーム内で共有したいということがあるかと思います。
検索の文言や、フィルタ条件などがURLに表示されるようになりましたので、URLを共有することでログの共有ができます。
以下のようなURLが生成されます。

https://ap-northeast-1.console.aws.amazon.com/cloudwatch/home?region=ap-northeast-1#logEventViewer:group=VPCFlowLogsGroup;stream=eni-00000000-all;filter=REJECT;start=P1W;tz=Local
※ こちらのURLはサンプルです。
共有するときは同じAWSアカウントにログインしておく必要がありますので、上記URLでは見れません。

人間が理解できるものになっていますので、コンソールを見ずともURLの生成は可能ですね。

検索する時間範囲の指定が容易に

時間範囲指定してログを見つけたいという要望もあるかと思います。
時間の始点で1回、終点で1回の計2回クリックするだけで時間指定が出来るようになりました。

CloudWatch_Management_Console 5

さらに、相対的な時間指定も容易にできます。

CloudWatch_Management_Console 6

最後に

CloudWatch Logsはログの保管を勝手にやってくれるというだけでも使う価値があるサービスですが、閲覧や検索がしやすくなることで更に活躍の場が広がっていくのではないでしょうか。
可視化したい!という方は、CloudWatch LogsからAmazon ESへ簡単に連携できますのでお試し下さい。

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