クラスメソッド データアナリティクス通信(AWSデータ分析編) – 2024年2月号

2024.02.07

クラスメソッドの石川です。日々AWSのアナリティクス関連サービスのアップデートとそのブログをご紹介します。

今月は、re:Invent2023の翌月ということもありアップデートは控えめでしたが、 Coming Soonだった AWS GlueのAmazon Q データ統合 (Preview)が開始されました。

AWS Glue

新機能・アップデート

2024/01/30 - Announcing Amazon Q data integration in AWS Glue (Preview)

Amazon Q データ統合を使用すると、ジョブを作成したり、問題のトラブルシューティングを行ったり、AWS Glue のデータ統合に関する質問に対する即座の回答を得ることができます。

下記のブログの中で会話型のQ&A機能AWS Glue ジョブの作成が紹介されています。

会話型のQ&A機能は、「AWS Glue ジョブを作成」や「AWS Glue ジョブのメモリ管理を最適化」について質問すると、回答が得られることを紹介しています。また、AWS Glue ジョブの作成では、「Redshift から読み取り、null フィールドを削除し、Parquetのファイルとして S3 に書き込む Glue ETL ジョブを作成してください」と指示すると、Glue ETLジョブのサンプルコードが表示されています。

Amazon Athena

APIの変更点

2024/01/19 - Amazon Athena - 1 updated api methods

Athena ImportNotebook API に新しい NotebookS3LocationUri パラメーターが導入されました。

Amazon Kinesis Data Firehose

新機能・アップデート

2024/01/10 - Kinesis Data Firehose で ALB を使用した Splunk クラスターへのデータ配信をサポート

Amazon Kinesis Data Firehoseは、Splunkに対して分析用にデータストリームを配信できますが、この新機能は、Application Load Balancer (ALB) または Classic Load Balancer (CLB) のいずれかで構成された Splunk クラスターにストリームを配信できるようになりました。

APIの変更点

2024/01/18 - Amazon Kinesis Firehose - 3 updated api methods

Kinesis Data Firehose の配信先として Snowflake のサポートを許可します。

Amazon EMR

新機能・アップデート

2024/01/09 - Amazon EMR が Apache HBase テーブルのバックアップと復元をサポート

Amazon EMR が Apache HBase テーブルのバックアップと復元をサポートするようになりました。

2024/01/09 - Amazon EMR Studio が、ワークスペースストレージ用のカスタマーマネージド KMS キーの暗号化を新たにサポート

Amazon EMR Studioは、EMR Studio ワークスペースストレージにカスタマーマネージドキーを使用できるようになりました。

2024/01/16 - Amazon EMR Studio が起動時間を短縮したシンプルな作成エクスペリエンスを発表

Amazon EMR Studioは、わずか数回のクリックで、デフォルト設定のインタラクティブなワークロードとバッチワークロードを開始できるようになりました。デフォルトでは、インタラクティブなワークロードを処理する準備ができた EMR Serverless アプリケーションも作成されます。

Amazon DataZone

APIの変更点

2024/01/30 - Amazon DataZone - 6 updated api methods

新しいskipDeletionCheckをDeleteDomainに追加します。新しい SkipDeletionCheck を DeleteProject に追加します。これにより、依存オブジェクトも自動的に削除されます。

Amazon OpenSearch Service

新機能・アップデート

2024/01/10 - Amazon OpenSearch Service、ハイブリッドクエリのスコア正規化のサポートを開始

OpenSearch Service 2.11は、ハイブリッド検索のスコア正規化のサポートを開始いたしました。検索担当者は、字句検索とセマンティック検索を組み合わせて、OpenSearch による検索の関連性をさらに簡単に向上させることができるようになりました。

APIの変更点

2024/01/04 - Amazon OpenSearch Service - 7 updated api methods

このリリースでは、新規または既存の Amazon OpenSearch ドメインのサポートが追加され、ドメインエンドポイントの Perfect Forward Secrecy 暗号スイートを備えた TLS 1.3 または TLS 1.2 が有効になります。

Amazon MWAA

APIの変更点

2024/01/12 - AmazonMWAA - 1 updated api methods

この Amazon MWAA 機能リリースには、CreateWebLoginToken 応答モデルに新しいフィールドが含まれています。現在、Airflow ID の長さは 64 文字にハッシュされているため、新しいフィールド IamIdentity および AirflowIdentity を使用して ID を照合できます。

2024/01/29 - AmazonMWAA - 1 updated api methods

このリリースでは、Amazon MWAA 環境の MAINTENANCE 環境ステータスが追加されました。

最後に

正直、あまり大きなアップデートがありませんでした。リリースノートのアイコンが虹色っぽくなったのが一番大きなアップデートだと思われたらどうしようという状況です。

今月号よりも、先月号(クラスメソッド データアナリティクス通信(AWSデータ分析編) – 2024年1月号)をおさらいしていただければ幸いです。