クラスメソッド流マーケティング【Developers.IOブログ編】

2016.07.07

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こんにちは、KONです。おかげさまで今年の7月より13期目に突入したクラスメソッド、そしてDevelopers.IOブログもなんと6年目を迎えました。クラスメソッドはエンジニア集団でブログの会社、そのようなイメージを持っている方が多いと思いますが、本記事では、クラスメソッドがブログを通じてどのようなマーケティング活動を行ってきたかについてお話しします。

ブログに対する潜在顧客のアクションをまとめてみる

購買ファネルのステップ

企業によって見込み顧客獲得から受注までのステップをどう分けるかは変わってくるかと思いますが、今回は「認知する」「興味を持つ」「購入検討する」の3ステップに分けた購買ファネルに沿ってお話しします。

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ファネルとは漏斗(ろうと)のことで、まずは見込み顧客を幅広く集めて自社に興味を持ってもらい、他社と比較検討して最終的に自社のサービスを購入してもらう、その絞り込んでいく過程をファネルに例えて、購買ファネルと呼ばれています。

購買ファネルに潜在顧客のアクションを当てはめる

次に、今までのクラスメソッドのお客様がどのような流れで当社を選んでいただけたのか、ルー大柴風に言うとカスタマーがどんなジャーニーをしてきたかを、ファネルに当てはめてみます。

  1. AWSの設計でつまづいたときの解決策や、技術の最新情報を知りたくてネット検索していたら、Developers.IOの記事がでてきた。(認知する)
  2. また技術についての困ったことがあったので検索してみたら、やっぱり同じブログがでてきた。ブログの会社なのかな?(興味を持つ)
  3. 課題がより具体的になってきたので、AWSの設計から運用までまるっとおまかせできるところはないか…そういえば、いつも困ったときに参照するあのブログの会社なら、安心しておまかせできるんじゃないか?問い合わせてみよう!(購入検討する)

 

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ブログの右メニューの中に、問い合わせフォームへのリンクがあります。

 

このように、詳しい数値は言えませんが、ブログ経由でお仕事のご相談をしていただいたお客様は非常に多いです。ブログが、企業認知からファン獲得までのクラスメソッドのマーケティング全般を大きく支えています。

なぜ、ブログなのか〜クラスメソッドの選択と集中〜

今でこそ当社のマーケティングのメンバーが拡充されつつありますが、マーケティング部門が存在していなかった5年前、企業のプレゼンスを高めてサービスを売っていくにはそのときいるメンバーでできることをしなければならず、そこでたどり着いたのがエンジニア社員による技術についてのアウトプットでした。

ブログ運営で執筆者全員が大切にしている点は以下の通りです。

  • お客様にとって有益な情報であれば社内のノウハウも余すところなく記事化する
  • 憶測やセオリーだけではなく、実地検証に基づく「やってみた」系を出す
  • 週に数10本ペース、社員の手で記事を地道にコツコツ増やす

ブログを通じてノウハウをひたすらアウトプットすることを選択し、それ一本に集中した結果、2011年7月からスタートしたDevelopers.IOは、今では記事数6,300本を越え、月間平均100万PV、オウンドメディアとして当社のコンテンツマーケティングを担う重要なメディアとなりました。

まとめ

冒頭で「クラスメソッドはブログの会社というイメージがある」とお伝えしましたが、そのブログのおかげでクラスメソッドのファンの方やお客様とのつながりが生み出され、コミュニケーションができていると考えております。

もちろん、ブログだけではなくDevelopers.IOのオフラインのイベントやWEBサイト改善、運用型広告など様々な施策を行っておりますので、それはまた別の機会にご紹介します。