[アップデート] Amazon CodeCatalyst の Dev Environments で GitHub リポジトリがサポートされました

2023.04.19

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いわさです。

以前 Amazon CodeCatalyst の基本的な機能をいくつか紹介させて頂いたことがあります。

その際に触れていなかったのですが、CodeCatalyst には Dev Environments という機能があり、開発(コード実装と実行)のための事前構成済みの環境を用意したりチーム内で共有したりするための機能があります。

また、コードリポジトリを管理する機能があり CodeCatalyst マネージドな Git ホスティング環境として利用出来る出来る他、CodeCatalyst 外部の GitHub リポジトリを CodeCatalyst にリンクさせて CodeCatalyst 上のプロジェクトの一部として管理することも出来ます。

先日のアップデートで、この Dev Environments が GitHub リポジトリをサポートしたというアナウンスがありました。

これまで GitHub リポジトリをリンクして Dev Environments を実行したことが無かったので変更前の動きを把握出来ていなくて恐縮ですが、アップデートによって Dev Environments で環境を起動する時に、リンクされた GitHub リポジトリのコードを展開しすぐに作業を開始出来るようになったということのようです。(前までは出来なかった?)

アップデート前の挙動の紹介は出来ないのですが、せっかくなので GitHub リポジトリをリンクさせて Dev Environments 環境をセットアップしてみたいと思います。

ワークスペースに GitHub リポジトリ拡張をインストールする

まずは GitHub リポジトリをリンク出来るようにするために、CodeCatalyst ワークスペースへ GitHub 拡張をインストールする必要があります。
次のようにワークスペースの Catalog メニューからインストールすることが出来ます。

本日時点で拡張を使って追加の構成を行うことが出来るものは、GitHub リポジトリと Jira です。
上記の画面では GitHub リポジトリはインストール済みで、Jira は未インストール状態です。
今回は GitHub リポジトリのもののみ構成すれば良いですが、Jira を構成すると例えば CodeCatalyst 上のプルリクエストに Jira 上の課題をリンクすることなどが出来ます。
このあたりもおもしろいのでいずれ紹介したいですね。

また、インストールした拡張機能は以下のワークスペース設定画面から確認することが出来ます。
ご利用中のワークスペースに拡張機能がインストールしたい時はこちらを確認しましょう。

リンクされた GitHub リポジトリを使う Dev Environments を作成する手順

本題の Dev Environments を作成していきたいと思います。

外部リポジトリのリンク

まず、前提として次の GitHub リポジトリをプロジェクトにリンクさせる必要があります。
ここでは次の GitHub リポジトリをリンクさせたいと思います。

先程の設定画面にてまずは GitHub アカウントを接続します。

続いて接続されたアカウント内の対象リポジトリをリンクします。

このあたりは GitHub 上へ画面遷移したタイミングで認証と認可を行ったり、GitHub リポジトリと CodeCatalyst プロジェクトを選択するだけで構成出来ると思います。
構成後、次のようにプロバイダーが GitHub であるリポジトリがプロジェクト上で確認出来ると思います。

Dev Environments の作成

Dev Environments ではサポートされているいくつかの IDE とリポジトリを指定して環境を作成します。
この記事では AWS Cloud9 と Visual Studio Code を使いたいと思います。

Cloud9

Cloud9 の場合は Web ブラウザ上で IDE を使うことが出来ます。

リンクされたリポジトリを選択し環境を作成します。

作成された後、ブラウザ上からリモートアクセスすることが出来ます。
起動後すぐにリンクされたリポジトリのコードが同期されている状態でした。

Visual Studio Code

Visual Studio Code の場合はローカルの Visual Studio Code からリモート接続する形となります。

事前に Remote SSH 拡張をインストールしておく必要があります。

Visual Studio Code 上でリモート接続された環境が展開されます。
こちらも初期状態でコードが展開

さいごに

本日は Amazon CodeCatalyst Dev Environments で GitHub リポジトリがサポートされましたので、GitHub リポジトリのリンクと Dev Environments をセットアップするところから試してみました。

GitHub CodeSpaces みたいな感覚で使えそうですね。

ただ、現状 CodeCatalyst はプレビュー期間中はオレゴンリージョンで起動されるため、リモート開発時のレイテンシに注意したほうが良いという話を聞いたことがあります。
Dev Environments を利用する際はそのあたりも確認して利用したいと思います。