[アップデート] AWS コンソールモバイルアプリで AWS Support の一部がネイティブ機能としてサポートされました

[アップデート] AWS コンソールモバイルアプリで AWS Support の一部がネイティブ機能としてサポートされました

2025.08.11

いわさです。

AWS コンソールモバイルアプリ使ってますか。
出先とかで使うと便利な時があるのですが、先日のアップデートで AWS Support の機能が追加されました。

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2025/08/aws-console-mobile-app-now-offers-access-to-aws-support/

従来まではコンソールモバイルアプリからサポート機能にアクセスするためにはアプリ内ブラウザでマネジメントコンソールへアクセスする必要がありました。
これが今回のアップデートでモバイルネイティブ機能として実装されています。

今回はサポート内のすべての機能ではなくて一部機能のみ実装されています。新規サポートケースのオープンなどは引き続きマネジメントコンソール上から行う必要があるのですが、既存ケース内の返信やクローズなどについてはモバイルアプリ内で操作ができます。

今回は iOS 版をアップデートで動作確認してみましたのでその様子を紹介します。

アップデート前

アップデート前(v3.11.1)のユーザーインターフェースは次のような状態でした。
まずサイドメニューに「Help and Support」というメニューがあり、AWS Support 機能にアクセスしたい場合はこちらを操作します。

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そうするとアプリ内ブラウザ上でマネジメントコンソールのサポートセンターが開かれます。
ここからでもフル機能を使えはしますしレスポンシブではあるですが、モバイルに最適化された表示ではないので操作しやすいものではありませんでした。

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アップデート後

新しいサポート機能は v3.12.0 以上からアクセスが可能です。
インストールされているアプリケーションバージョンはサイドメニューで確認できるので、古い場合はバージョンアップを行いましょう。

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アップデート後、先程のメニューが「Support」に変わっていました。ヘルプがどこかにいっちまった。

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アクセスしてみるとアプリ内ブラウザではなくネイティブ機能として AWS Support のケース一覧が表示されました。
なるほど。マネジメントコンソールだとテーブル形式で見切れが大量に発生していたり、表示する必要があまりないコンポーネントが場所を取っていましたが、必要最小限で内容把握できる感じになっています。

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それぞれのサポートケースにアクセスしてみると、やりとりを含むケース詳細内容を確認することが出来ます。
内容マスクしちゃってますが、ケースのやり取り内容文字系列で全文確認出来ます。

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既存サポートケースの操作

そして、各サポートケースの詳細画面からはケースの操作も可能です。
既にクローズされたケースの場合だと次のように再オープンすることも出来ます。

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オープン中のケースの場合であれば返信をしたり、ケースを解決済みに変更も出来ます。
個人的にはこれが便利です。ケースの解決済みがギリギリになっちゃうことが多いので。モバイルですぐ対応できるのは良いです。

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ケースを解決済みにする場合は、こんな感じでダイアログが表示されるのでボタンひとつで操作出来ます。

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返信については次のような返信用のモーダルが表示されるので内容入力して送信ボタンを押す感じです。

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なお、それぞれのメニューの「More」ボタンを押すと次のようにアプリ内ブラウザで対象サポートケースが開かれます。

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新規サポートケースの作成

なお、ケース一覧のメニューには「Create case」ボタンが表示されます。
新規サポートケースを作成したい場合はこちらから操作を始めることが出来ます。

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ただし、新規サポートケース作成はネイティブ機能ではサポートされておらず、次のようにアプリ内ブラウザでマネジメントコンソールのサポートケース作成画面が開かれる感じになります。

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新規ケース作成時は特に入力情報が多いですし、仕方ない気もします。

さいごに

本日は AWS コンソールモバイルアプリで AWS Support の一部がネイティブ機能としてサポートされたので使ってみました。

従来までも一応コンソールモバイルアプリからサポート機能にアクセスするための導線はあったのですが、アプリ内ブラウザでマネジメントコンソールへアクセスさせる感じになっており使い勝手があまり良いものではありませんでした。
今回のアップデートでモバイルネイティブ機能として実装されたので、PC がなくてマネジメントコンソールがない場合にもサポート機能にアクセスしやすくなりました。

緊急性が高い場合や、返信タイミングを待つ時に忘れちゃう人などは有効活用できると思いますので、ぜひ試してみてください。

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