[アップデート] AWS コンソールモバイルアプリで Amazon Lightsail がネイティブ機能としてサポートされました
いわさです。
私は AWS コンソールモバイルアプリをたまに使うことがありまして、先日以下のような記事を書きました。
様々なサービスがたくさん追加されていたのですが、そのすべてはアプリ内ブラウザからマネジメントコンソールにアクセスできるもので、今後はもうネイティブ統合は実装されないのかなぁと思っておりました。
おそらくサービスのネイティブ統合はメンテナンスコストの観点から今後は厳しいのではないでしょうか。
それよりもアプリ内ブラウザでも良いので使えるサービスを増やしてくれるのはありがたいです。ただやはりネイティブ統合ほどの使い勝手は難しいので、モバイルアプリは補助的な利用に留めたほうが良いですね。
そんな中、今朝コンソールモバイルアプリが Amazon Lightsail をサポートしたというアナウンスがありました。
「Lightsail もついに使えるようになったか」と思ってモバイルアプリから見てみると、なんとアプリ内ブラウザではなくモバイルネイティブ機能として実装されていました。なんと。
モバイルアプリ内の Lightsail 機能
サービスメニューに「Lightsail」が追加されています。
以下のアイコン一覧を見てみると、Lambda や Route 53 などと同じように右側にアイコンが表示されていないですね。これはモバイルアプリ内ブラウザでマネジメントコンソールにアクセスさせるわけではなく、コンソールモバイルアプリ上に専用の UI がネイティブで実装されていることを示しています。
Lightsail 機能のメニュー構成はこんな感じになっています。
Lightsail はサーバー以外にも様々な機能(コンテナ、データベース、ストレージ、ドメインなど)が提供されているのですが、それら一通りにアクセスすることが可能です。
最もよく使うのがおそらくこちらのインスタンス管理機能になると思います。
そのまんまなのですが Lightsail インスタンスを管理するための機能なのですが、注意点として既存インスタンスの管理を行うための機能であり、モバイルアプリ上から新しいインスタンスの作成などを行うことは出来ないようなので注意しましょう。
以下がインスタンス詳細画面です。情報を参照したり様々な操作を行うことが出来ます。
ほとんどの情報はモバイルアプリ上で確認ができるのですが、唯一メトリクスだけはアプリ内ブラウザの確認になります。
メトリクスについてはこんな感じで参照されます。
ただ、認証情報はモバイルアプリのものがそのまま使われるのと、Lightsai コンソールのメトリクス画面がある程度モバイルサイズでも表示の最適化がされているので普通に確認に使えると思います。
問題が発生した時のインスタンス再起動や、夜間停止を忘れた時の一時停止など、停止や再起動のオペレーションをモバイルアプリから行えると嬉しいと思うのですが、そのあたりの基本操作は以下から操作が可能です。良いですね。
さいごに
本日は AWS コンソールモバイルアプリで Amazon Lightsail がネイティブ機能としてサポートされたので使ってみました。
私の感覚だと、Lightsail 使っている方でコンソールモバイルアプリ使えるのは結構嬉しいのではないでしょうか。
サーバーで問題が起きた時に出先から再起動操作するとかよくある気がします。
ただ、モバイルアプリ自体は基本的には既存リソースのメンテナンス操作や、情報参照など補足的な使い方になるのは他の AWS サービスと同じ変わらない感じですね。
例えばドメインなどはレコード情報の確認はできるのですが、設定値の変更やレコードの作成などは行うことは出来ません。