Slackワークフローの検証をコスパよくやるコツ
手動でレガシーワークフローの構成を新しいワークフローに移植する作業を行っていたところ、Slackワークフローの仕様に気づかなかったため、手順を再考する必要が生じました。
それらの仕様のうち、予め知っておくと手戻りを減らせそうなものをいくつか挙げてみました。レガシーワークフローと新ワークフローの両方に関わるものが多数あります。
ワークフローは組み立てと動作確認用の2つを持つ
動作確認しながら組み立てることも考えられますが、ワークフローのステータスと要件次第で手戻りが発生する可能性もあります。
ワークフローを一度公開すると、開始方法を変更することはできません。新しいワークフローでも、レガシーワークフローでも、この動作は同じです。
ベターな手段としては、組み立て用ワークフローと動作確認用ワークフローの2つで実施することです。ワークフローは複製可能なため、動作確認時に開始要件を変更する必要が生じた場合でも、未公開ワークフローの設定変更と複製によって対処できます。
新ワークフローのSlack内リンク表示の違いを知る
新しいワークフローでは、リンクで起動するタイプのワークフローは、以下の場合で表示形式に違いが現れます。
- チャンネル内の公開投稿にリンクが含まれる場合
- 特定ユーザにのみ表示される投稿内にリンクが含まれる場合
チャンネル内の公開投稿には、リンクテキストに加えてカード型リンクも表示されます。ただし、特定のユーザーにのみ表示される投稿の場合は、テキストリンクのみが表示されます。
カード型リンクの場合は、ワークフローが実施可能であることがビジュアル的にわかりやすくなります。しかし、テキスト型リンクの場合は、ワークフローが実施可能であることを何らかの表記で誘導する必要があります。
URLリンクタイプの新ワークフローは先ずブックマークバーに入れておく
URLをクリックすることで起動できる便利な機能ですが、問題は作成した後に発行されるURLが標準でどこかに設定されないことです。そのままでは簡単には誰も実行できません。
作成したら、まずはブックマークバーのワークフロー内に追加しておきましょう。
あとがき
Slack内でのリンクのメッセージ投稿の表示形式によって、検証中に頻繁に混乱することがあります。特定のユーザーに対してリンクを送る場合、適切なリンクテキストを考えないとクリックしにくくなってしまいます。
まだまだ気がついていない仕様も数ありそうですが、ただひたすら試していくつもりで触っていこうと思います。