【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ】「案件情報、更新してる?」と言われる前にCoworkに言わせてみた

【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ】「案件情報、更新してる?」と言われる前にCoworkに言わせてみた

2026.04.07

はじめに

営業管理ツールを使っていると、こういうことが起きます。

「顧客と打ち合わせした。議事録も書いた。でも案件情報の更新は忘れた。。。」

ルール上はリアルタイムで更新することになっているんですが、忙しいとつい後回しになるんですよね。

で、これをCoworkに検知させてSlackで通知してもらおう!、というのが今回やったことです。

ただ、最初からうまくいったわけではなくて、「そもそも何を検知するのか」を考えるところで結構つまずきました。この記事では、その試行錯誤をそのまま書きます。


前提:使っているツール

ツール 役割
HubSpot 案件・顧客情報の管理(CRM)
Slack チーム内コミュニケーション
Cowork Claudeを使った業務自動化(今回の主役)
MCP CoworkからHubSpotやSlackを操作するための連携設定

MCPというのは「Model Context Protocol」の略で、Claudeが外部ツールを直接操作できるようにする仕組みです。これがあるおかげで、Coworkから「HubSpotの案件を検索して」「Slackに通知して」ができるようになります。

詳しくは【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ 】営業ツールをClaude Codeにつないでみた(MCP連携編)もご覧ください。


まず「何を検知するか」を雑に投げたら失敗した

最初にCoworkに投げた指示はこんな感じでした。

「2週間以上動きがない案件を取ってきて」

結果——数十件ヒット

長期商談中の案件も、様子見フェーズの案件も全部引っかかっていました。

ここで気づいたのは、Coworkに「何を」「どういう条件で」検知させたいかを、自分の中で明確にしないまま指示を出してしまったということです。
ツールが優秀でも、指示が曖昧だと使い物にならない結果が返ってくる。これが最初の落とし穴でした。


「検知したいこと」を言葉にし直す

ここで一回Coworkに状況をそのまま投げてみました。
「2週間アクティビティなしで条件を作ったら。多すぎて使えない。どうすればいい?」
ふわっとした状況説明でも、Coworkが「それならこういう条件で絞れます」と提案してくれます。自分でHubSpotの仕様を調べたり、条件を完璧に言語化したりしなくても、「なんかうまくいかなかった」を壁打ちするだけで設計が前に進む。これがCoworkを使う一番のメリットだと感じました。

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スケジュール機能で定期実行にする

検知ロジックが決まったら、Coworkのスケジュール機能で毎週自動実行するように設定します。

毎週金曜午前9時に実行 → 該当案件をSlack DMに通知。
「リアルタイム更新がルールなのに、金曜にアラートを出す意味あるの?」とも思いました。でも、うっかり更新を忘れた人が週末前に気づいて修正できるなら、それだけで十分価値があります。ルールがあっても漏れるのが人間なので、仕組みで拾う方が健全です。


動かしてみたら、また調整が必要だった

検知条件がシビアすぎた

最初の条件だと、「打ち合わせの直後にちょっと休憩してから更新した」くらいのケースまで引っかかりました。

Coworkに「もう少し余裕を持たせたい」と相談して、判定の閾値を調整。こういう微調整を会話しながらできるのもCoworkのいいところです。

「案件の登録漏れ」も検知したくなった

使い始めると欲が出てきます。「そもそも案件自体を登録し忘れているケースも拾えない?」とCoworkに聞いてみました。

技術的にはやれなくはないけど、精度に限界があってノイズが増えるリスクが高い——というのがCoworkとの会話で見えてきた結論です。今回は「既存案件の更新し忘れ」に絞ることにしました。

ここが2つ目の落とし穴です。「あれもこれも」とスコープを広げると、結局何も完成しない。 まず1つの課題を解決してから次に進む方が、確実に前に進めます。


やってみてわかったこと

Coworkへの指示は「何をしたいか」の言語化が9割

設定作業自体は難しくないです。一番時間がかかったのは「自分が何を検知したいのか」を明確にするところでした。最初の失敗も、言語化が曖昧だったことが原因です。逆に、やりたいことさえ明確なら、実装方法はCoworkが提案してくれます。

完璧を目指すと止まる

閾値の最適値、検知スコープの拡大、通知頻度の調整……考え出すとキリがないです。「まず動かして、使いながら調整する」に振り切ったのが正解でした。

実際に届いた通知はこんな感じでした。

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まとめ

Coworkで「案件の更新し忘れ通知」を作りました。

振り返ると、大事だったのはこの3つです。

  • 「何を検知したいか」を定義する
  • スコープを絞る(あれもこれもやりたくなるけど、まず1つ)
  • 完璧より「動くもの」を優先する(使いながら調整すればいい)

非エンジニアでもCoworkを使えば、業務の「補助ツール」を自分で作れます。完璧じゃなくていいので、まず動かしてみてください。

参考リンク

公式ドキュメント

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