
【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ】 Cowork活用1 Coworkで業務時間外の情報整理を自動化した話
はじめに
こんにちは!東日本営業本部 北海道営業部の古賀です。
1ヶ月前からClaudeを使い始めました!
本記事は、AnthropicのClaudeデスクトップアプリの機能「Cowork」を使って、営業担当者が業務時間外に積み上がる情報整理を自動化した実体験レポートです。
朝イチのタスク整理にかかる時間を減らしたい
北海道エリアを担当する営業として、日々多くのお客様を担当させていただいております。
営業職として「その日、最も動くべきお客様に、確実にアプローチする」。当たり前のことのようですが、これを毎朝の業務として習慣化し、実行し続けることは、意外と難しいものです・・
業務時間外に届いたメールを見落とさないこと。
そして、その内容を踏まえてフォロー顧客の優先度を再考すること。この2つを始業直後に行うことが、私の日課でした。
課題は「業務時間外に積まれていく、未処理の情報」
商談・架電・提案資料作成など営業の日中はあっという間に過ぎます。その間にも、お客様からメールや問い合わせは届き続けます。退勤後から翌朝の始業までの間に届くメールには、「社内承認が下りた」「見積りを急ぎたい」「日程調整の再送」など、優先度を左右する情報が含まれていることも少なくありません。
つまり、前日時点で立てていたフォロー計画も、業務時間外のメール次第で優先順位が変わりうる。始業時点で「CRMの状況」と「夜の間に届いたメール」を突き合わせて初めて、その日の動き方が決まるのです。
しかしこの確認・再整理の作業は、ツールをまたぐ手間もあって地味に時間がかかります。「どのお客様を優先するか」の判断基準もブレやすく、見落としも起きやすい。この課題を解消したくて試したのが、AnthropicのClaudeデスクトップアプリの機能「Cowork」です。
Coworkで「業務時間外の情報整理」を自動化してみた
Coworkは、ClaudeをデスクトップのAIアシスタントとして使える機能で、CRMやGmailなどの外部サービスと接続(MCP連携)できるほか、指定した時刻に自動でタスクを実行するスケジュール機能を持っています。これを使って、退勤後〜始業前に届いたメールと、フォローすべき顧客リストを自動でまとめ、始業時刻に合わせてレポートが届く仕組みを構築しました。
設定した仕組みの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実行タイミング | 平日(月〜金)始業時刻に自動実行 |
| データソース① | CRM:担当・チームのコンタクト・ディール |
| データソース② | Gmail:退勤後〜始業前に届いた社外メール |
| フィルター条件 | 長期未連絡(14日以上)または今日期限のディール |
| 優先度判定 | 高・中・低の3段階で自動分類 |
| 出力形式 | Markdownファイル(日付付きで自動保存) |
| 通知 | 完了時にCoworkから通知 |
届くレポートのイメージ
始業時間に自動生成されるレポートは、以下の2セクションで構成されています。
(※以下のレポート内容はすべて架空のサンプルです)
▼ フォロー顧客リスト(CRMから自動取得・優先度付き)
| 優先度 | 顧客名 | 会社名 | 最終連絡 | 推奨アクション |
|---|---|---|---|---|
| 🔴 高 | A社 担当者様 | (社名非公開) | 昨日 | 〇〇プロジェクトの進行確認を最優先 |
| 🔴 高 | B社 担当者様 | (社名非公開) | 2日前 | 再送・電話未達のため本日中に返信必須 |
| 🟡 中 | C社 担当者様 | (社名非公開) | 3日前 | サービス資料の送付 |
| 🟢 低 | D社 担当者様 | (社名非公開) | 5日前 | タイミングを見て近況確認 |
▼ 業務時間外メール要約(退勤後〜始業前に届いた社外メール)
| 送信者 | 件名 | 受信時刻 | 要旨 |
|---|---|---|---|
| A社 担当者様 | (件名非公開) | 昨日 19:00 | 〇〇プロジェクトの進捗に関する確認 |
| B社 担当者様 | 【再送】日程調整 | 昨日 20:30 | 次回ミーティングのスケジュール再調整依頼 |
| C社 担当者様 | (件名非公開) | 本日 07:30 | 導入に向けた参考資料の送付依頼 |
特に印象的だったこと
設定作業のほぼすべてを自然言語で進められた点に驚きました。「CRMで担当チームの顧客だけを対象にして」と伝えるだけで、Claudeが担当者を検索してIDを特定し、フィルター条件に反映してくれました。コードを一行も書いていません。
VSCode(Claude Code)への展開
普段VSCodeでClaude Codeも活用しているため、同じ「担当チーム」という文脈をVSCode側にも持たせました。~/.claude/CLAUDE.md に担当者IDやチーム情報を記述しておくことで、VSCode上のClaudeとの会話でもいちいち説明せずに済むようになっています。
業務の「ちょっとした自動化」で得られた効果
今回の取り組みを通じて実感したのは、AIを活用した業務改善は「エンジニアだけのものではない」ということです。Coworkを使えば、営業担当者が自分の言葉でClaudeに指示を出し、自分の業務に合わせた自動化を実現できます。
業務終わりに後回しにしていた情報整理が、翌朝には自動でまとまって届いている
この変化だけで、日中の商談や提案に使える時間と集中力が明らかに変わりました。
小さな仕組みですが、毎日積み重なると大きな差になると感じています。
「AIを使ってみたいけど、何から始めればいいかわからない」という営業職の方に、
ぜひCoworkを試してみてほしいと思います。
最初の一歩は、思っているよりずっと小さいはずです!







