Excelやスプシで生成AI活用するためにCSVエディタを挟んだらいい感じになった

Excelやスプシで生成AI活用するためにCSVエディタを挟んだらいい感じになった

2025.07.24

こんにちは、リテールアプリ共創部の戸田駿太です。

Excelやスプレッドシートに生成AIでデータを作成するとき結構めんどくさいですよね。
最初からExcelなどに入力する方が楽と思っている方も多いかもしれません。

今回は、生成AIによりデータをCSVで出力して、そのデータをExcelなどに転記する際に、CSVエディタを挟むことで、この問題をスマートに解決する方法をご紹介します。

前提条件

今回の方法は生成AIのツールとしてClaude CodeとCursorを使用しています。

チャット形式の普通の生成AIツール(Web版の生成AIツールなど)は非推奨ですが、コピペをうまく使えばできそうです。

必要なツール

まずは、以下のCSVエディタをインストールします。

https://smoothcsv.com/ja/

SmoothCSVは、高速で使いやすく、シンプルに使えるCSVエディタです。

日本人の方が作成しており、↓の記事からSmoothCSVを知りました。

https://zenn.dev/kohii/articles/079c73ab14856f

ワークフロー

ステップ1 既存データをCSVで出力

既存のデータや元にしたいテンプレートをCSV形式で出力します。
これを新しく作成するCSVのテンプレートとして見本にします。

スクリーンショット 2025-07-24 21.39.06.png

ステップ2 生成AIにデータ作成を依頼

出力したCSVファイルをClaude CodeやCursorに入力し、今回のタスク情報と合わせてデータ作成を依頼します。

使用するプロンプトの例

【テンプレートCSV】
'[既存のCSVファイルのパス]'
このCSVをテンプレートとして参考にしてください

【作成対象の情報】
'[今回の作業内容ドキュメントのパス]'
上記が今回対応する内容です
テンプレートCSVの形式に合わせて、新しいデータを作成してください

【出力先】
'[出力フォルダのパス]'
このフォルダにCSVファイルとして出力してください

ステップ3: SmoothCSVでチェック・調整

生成されたデータをSmoothCSVで開き、内容をチェックします。必要に応じて壁打ちしながら完成させます。

この時に、手作業で修正する部分と生成AIで作業する部分を分けていきます。

状況 対応方法
結果物が期待と大きく違う場合 生成AIで修正を依頼
少しの修正で済む場合 手作業で修正

ここの塩梅を間違えるとかえって作業効率が落ちます。

個人的にSmoothCSVが使いやすくてExcelやスプレッドシートより手作業でも嫌にならないです。

SmoothCSVの画面

スクリーンショット 2025-07-24 21.50.23.png

ステップ4: エクセルに貼り付け

完成したデータをSmoothCSVでコピーし、エクセルに貼り付けます。

コピーしている時の画面
スクリーンショット 2025-07-24 21.52.38.png

そのまま貼り付ける(コピペ)
この画面はスプレッドシートの画面です。
スクリーンショット 2025-07-24 21.53.58.png

SmoothCSVを使う理由

普通のCSVファイルはそのままExcelやスプレッドシートに貼り付けることができませんが、SmoothCSVを利用することで貼り付けが可能になります。

これが今回のワークフローの最大のメリットです。

CSV形式でもインポートできる機能はありますが、元のテンプレが無くなったり、一部分のデータを変更したい場合には使いにくいです。

追加の便利機能

SmoothCSVには、テキスト検索からの置換機能も搭載されており、細かい調整作業も効率的に行えます。

まとめ

このワークフローの特徴

  • シンプル
    • 余計な機能はなく、必要最小限の作業で完結
  • 効率的
    • AIとCSVエディタを組み合わせることで、手作業を大幅に削減
  • 実用的
    • 最終的にエクセルやスプレッドシートで管理できる形式で出力

テストケースやデータの作成に時間をかけていた方は、ぜひこの方法を試してみてください。生成AIとちょっとしたツールを組み合わせるだけで、作業効率が格段に向上します。

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