[レポート] Creative Code ft. Riverside Studios に参加してきた #アートテック #AI
先日、Riverside Studios の Billy さんに招待され、Marissa と The Creative Code というイベント に参加してきました!
あれ、Riverside Studios って聞き覚えあるな...?って思ったら、それもそのはず!!我らがマスコットキャラクター・めそ子のドイツ語 & 英語の収録は、声優・コスプレで大活躍の @keekihime だけではなく、この Riverside Studios の Billy さんのサポートのおかげです。初収録時の裏側は、こちらのブログで紹介しています。
そして収録されたアニメがこちら。(英語版もあるのですが、あえて私のお気に入りドイツ語版をお楽しみください!)
話を戻しまして、ご招待いただいたイベントのレポートを綴ってまいります!
Marissa による英語レポートはこちらから。
イベントの概要
The Creative Code は、Factory Berlin 主催で Berlin のエコシステムの中でクリエイティブな文化への挑戦を掲げており、今回は Sonar+D と Riverside Studios をパートナーに迎え、アートxテックの展示、パネルディスカッション、そしてパフォーマンスが行われました。
主催の Factory Berlin は、私たち クラスメソッド・ヨーロッパのオフィスのある Mindspace と同様、ベルリンで成長中のコワーキングスペースですが、今回はその新しい拠点である Görlitzer Park で開催されました。
通常オフィス入り口と今回のイベントスペース入り口は分かれており、入場すると中庭で飲み物や軽食が販売され、そこからパネルディスカッションのスペース、アート展示スペースにそれぞれ繋がっていました。
ほぼみんな黒を着ているのがベルリンっぽいですね
展示物
VR 体験やスタジオのレコーディング機器の展示、製作ショートフィルム上映などがありました。
私も体験させてもらい、Billy さん作曲の音楽を聴きながらノリノリで自分に向かって来る数々のコンボをヒットしていく(※背景の画面がVRレンズで見えている世界)簡単なゲームでしたが、楽しい...
パネルディスカッション
2つ目のパネルディスカッション、ARTificial Intelligence in Tech & Art を聞いてきました。(写真右から順に)パネリストに、AIやアーティストと協業する開発者の Jules LaPlace、Christoph Nagel (Kickstarter)、音楽家であり作曲家の Jovanka von Wilsdorf (BMG)、そして 司会者の Kalam Ali が登壇しました。
だいぶざっくりですが、音楽業界とAI技術に関して、下記のような話が上がりました。
- Spotify の次の選曲でもディープラーニングは走っている
- 技術を取り入れるようになり音楽業界での考え方、可能性が広がった
- 技術を活用することで小さな規模で実現することができるようになり、多くの人に影響を与えることができる
- アンチAIは自然な感情だけど、基本はアイディアを実現させるためのもの
- ミュージシャンとAIを組み合わせた、曲のコンテストをしたい
- ミュージシャンにはAI技術を活用してほしいし、AIの活用には積極的にミュージシャンを含めて行ってほしい;音楽を作ることの楽しさは、ボタンを押すことではなく、音楽を作ることそのものだから
- AI 技術の活用は、作成プロセスの効率化だけでなく、より複雑な、編曲 AI ツールなどにも(例:Shimon)
- 技術という新しいインターフェイスとコラボレーションすることで新しい創造が生まれる
パフォーマンス
最後には、Chagall による、パフォーマンスがあったそうです。専用のソフトウェアの組み込まれたグロープ を使って、手や指の動きに応じてエフェクトが生み出され、まるで楽器を弾いているようです。
こちらの動画 で Chagall のパフォーマンスの一部がご覧いただけますが、歌っている彼女自身もこのグローブを開発している一人だそう。
おしまい
レポートは以上です!
DJ やクラブ音楽の盛んなベルリンで、スタートアップ文化と音楽がコラボしてさらなる新しい音楽の分野が発信されていくのが楽しみです!
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