ジョブで指定するプログラムやSQLの詳細画面を新設し、情報の見易さとパフォーマンスの改善を行いました。 #CSアナリティクス
先日、クラスメソッドが提供するデータ分析基盤サービス「CSアナリティクス」(以下CSA)のプロダクト「Job Management Console」(以下CSA JMC)において、新しいバージョン「v5.10.0」をリリースしました。
当エントリでは、CSA JMC v5.10.0における新機能「構成要素詳細画面の新設」について紹介します。
概要
CSA JMCにおける「構成要素」は、「データウェアハウスに対して実際に処理を行う内容を設定する1つの単位」です。以下4つを作成・選択が可能で、ジョブから指定され、ジョブを実行することで構成要素で指定された処理が実行されます。
- 構成要素(データ連携):データウェアハウスにデータを投入する処理
- 構成要素(プログラム):Pythonプログラムを通じてデータを加工し、分析に必要な情報を整える処理
- 構成要素(SQL):SQLを通じてデータを加工し、分析に必要な情報を整える処理
- 構成要素(データ出力):クラウドストレージ環境へのデータエクスポート処理
今回のリリースではこの4つのうち「構成要素(プログラム)」と「構成要素(SQL)」の詳細画面を新しく設け、一覧画面で表示させる内容を削減することでパフォーマンスと見易さの改善を行いました。
詳細画面
バージョン5.10.0まではプログラムやSQLファイルの内容は一覧画面で表示されていました。今回ファイル内容を詳細画面で表示して一覧画面は見やすくなりました。
プログラム詳細画面に移動すると以下のようになります。ファイル名、内容と詳細画面の下部分に構成要素リネージ情報も追加しています。
詳細画面では新しく「リネージ情報」を表示しています。この情報で「どこのジョブから該当構成要素が利用されているか」が分かるようになります。
上記の画像では「python_script.py」ファイルは2つのジョブから利用されています。リネージ情報を活用することで、ファイルを変更した際にどのジョブが影響されるかが速やかに把握出来るようになります。表示しているジョブ名をクリックすると、該当ジョブ詳細画面に移動します。
また、SQL詳細画面は以下になります。
まとめ
今回リリースされた「構成要素詳細画面の新設」によって、構成要素の詳細情報がより分かりやすく、扱いやすくなりました。