カスタムバンドルを使ったWorkSpacesの起動と移行(Windows)
いわさです。
WorkSpaces(Windows10)を更新したカスタムバンドルで更新する機会があったのでカスタムバンドル周りの情報を整理しました。
イメージに含めるすべてのアプリケーションは、C ドライブにインストールする必要があります。
上記のとおり記載はありますが、Cドライブはどこまで含まれるのか、Dドライブは全部ダメなのか?レジストリは?WorkDocsはユーザーごとにセットアップしなおし?など気になった点があったので実際に試してみました。
Dドライブは消える
イメージ作成元で以下のフォルダにテキストファイルを作成し、バンドルを元に作成したWorkSpaces上で復元されるか確認しました。
- C:\
- C:\Users\Public\Downloads
- C:\Program Files
- C:\Program Files (x86)
- D:\
- D:\Users
- D:\Users\user01\Desktop
結果としては、Cドライブのファイルは全てバンドルイメージに含まれていました。Dドライブのファイルは全て含まれていませんでした。(やはり)
カスタムバンドルを更新する際の「移行」でも同様の挙動
テキストファイルを更新してカスタムバンドルの再作成をしました。
バンドルに同梱したカスタムアプリケーションをバージョンアップしたときを想定しています。
アクションの「WorkSpacesを移行」を使って、カスタムバンドルの変更を行いました。
更新したカスタムバンドルを選択します。
挙動としては先程と同様で、Cドライブのファイルは更新されていました。Dドライブのファイルは含まれていませんでした。(やはり)
WorkDocsセットアップ
WorkSpacesユーザーは50GBまでのWorkDocs無料枠が割り当てられます。
デスクトップにWorkDocsクライアントのインストーラーがありますが、カスタムバンドルを作成するとどうなるでしょうか。
WorkDocsクライアントをインストールした環境でバンドルイメージを作成し展開しました。
展開先マシンではWorkDocsクライアントの再セットアップが必要でした。(やはり)
WorkDocsクライアントはClickOnceアプリケーションなのでユーザープロファイル上(Dドライブ)にセットアップされるので、バンドルは出来ないようです。
レジストリ変更
WorkSpacesではデフォルトではCドライブは非表示になっています。
Windowsのレジストリの機能で非表示になっています。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
4がCドライブで、8がDドライブです。
0にしておくと表示されます。
このレジストリへの変更はカスタムバンドルに含まれていました。(やはり)
Cドライブを一時的に表示させた場合などは元に戻しておくのを忘れないようにしましょう。