iPhone / iPad でデザインする人は必見!新機能「カスタムフォント」の使いかた
iOS 13からカスタムフォントが利用可能に
iOS 13およびiPadOS 13では カスタムフォント が利用可能になりました。
先日Adobe Creative Cloudアプリがカスタムフォントに対応しました。1,300種類のフォントが無料で使え、Create Cloudプラン加入者は17,000種類ものフォントが使えるようになっています。これらのカスタムフォントには日本語のカスタムフォントも含まれているため、国内での利用用途もより広がっています。
本記事では、Adobe Creative Cloudで提供されているカスタムフォントを通して、カスタムフォントの利用方法について解説します。
カスタムフォントの基礎
カスタムフォントは、ざっくりまとめると以下のような機能です。
- カスタムフォントはアプリからインストールできる
- インストールしたフォントは、カスタムフォントに対応しているアプリのフォント設定で利用できる
- システムフォントには設定できない
iOSの見た目を変えるようなデコレーション目的ではなく、あくまで文字を装飾するという目的で提供されている機能です。
Adobe Creative Cloudで提供されているカスタムフォントをインストールする
それでは早速Adobe Creative Cloudで提供されているカスタムフォントをインストールしてみましょう。
まずはAdobe Creative Cloudをインストールしておきます。
ログインが必要なので、Adobe IDをお持ちでない場合は作成してください。
「フォント」タブに日本語を含む数多くのフォントがリスト表示されます。インストールをタップすると、カスタムフォントをインストールできます。
なお、初めてインストールする場合は以下のような利用許諾の確認が行われます(下図はFont Dinerの例)。
あとはカスタムフォントに対応しているアプリで利用可能です。
Keynoteで使ってみる
発表用スライドを作成できるアプリ「Keynote」がカスタムフォントに対応しているので使ってみましょう。
Keynoteを開き、新規スライドを作成します。まずはテキストを選択し、右上のペンキアイコンをタップします。
フォントの設定を開いてみると、インストールしたカスタムフォントが選択できます。
スライドのテキストのフォントが変わりました!
カスタムフォントを提供しているアプリ
カスタムフォントを提供しているアプリはまだ数多くありません。以下のアプリからカスタムフォントがインストールできます。
「FontInstall.app」は、SIL Open Font License(OFL)でライセンスされた日本語フリーフォントをインストールできるアプリです。例えば有名なフリーフォント「M+」などを使いたい場合は「FontInstall.app」からインストールしましょう。
カスタムフォントのアンインストール
カスタムフォントをアンインストールしたい場合は「設定」アプリの「一般」>「フォント」から行えます。
iPhoneやiPadでの文字装飾には必要不可欠な機能に
カスタムフォントによって、iPhoneやiPadでの表現の幅がかなり広がったと思います。是非是非使いこなしましょう!