MacのCyberduckでS3にファイル転送する
はじめに
クラスメソッドのベルリンオフィスで働いているDunです。
Cyberduckのウェブサイトからアプリをダウンロードするところから、S3接続用ユーザー作成とCyberduckからAmazon S3へのファイル転送までをブログで紹介します。
S3にファイル転送するまで
インストール
Mac対応のCyberduckのダウンロードページにアクセスします。「Download Cyberduck for Mac.」をクリックしてダウンロードします。
Cyberduckは無料で利用可能です。また、10ドル以上の寄付すると、寄付を促すダイアログが表示されなくなります。
S3接続用ユーザー作成
S3接続用の新規IAMユーザーを新規作成し、適切なポリシーを設定する方法を紹介します。
マネージメントコンソール画面で「IAM」サービスを選び、左側にある列から「ユーザー」をクリックします。そして、左上の「ユーザーを追加」をクリックします。
ステップ①でユーザー名を入れます。今回はCyberduckによるアクセスでAWSマネジメントコンソールへのサインインを許可しないので、「アクセスの種類」は「プログラムによるアクセス」を選びます。
ステップ②で「既存のポリシーを直接アタッチ」を選び、「AmazonS3FullAccess」にチェックを入れます。実運用では、特定のバケットのみ操作可能な権限を与えてください。
「ポリシーのフィルタ」に「S3」を入れると該当するポリシーが早く見つかります。
ステップ③の「タグの追加」はオプションです。今回は設定しないことにします。
ステップ④で選択内容を確認し、「ユーザーの作成」をクリックします。
ユーザーを作成した後で、ステップ⑤で自動生成パスワードとアクセスキーを確認してダウンロードできます。「.csv のダウンロード」をクリックすると、Macの「ダウンロード」フォルダに「credentials.csv」という認証情報ファイルがダウンロードされます。
Amazon S3にコネクト
Macの「ダウンロード」フォルダを開き、「Cyberduck」をクリックします。
左下の「+」をクリックします。
一番上のプルダウンメニューから「Amazon S3」を選び、先ほどダウンロードした「credentials.csv」ファイルにあるAccess key IDを「アクセスキー ID」に入力します。S3バケット名を「パス」に入力します。
この状態で設定を閉じ、そしてダブルクリックをするとシークレットアクセスキーを求めてくるので、「credentials.csv」ファイルにあるSecret access keyを「シークレットアクセスキー」に入力します。
「ログイン」をクリックして接続ができるようになります。
S3にファイル転送する
プルダウンメニュー「アクション」から「アップロード」をクリックし、S3に転送したいファイルを選びます。今回は「オブジェクト.jpg」というファイルをアップロードします。
転送できたかどうか確認するには、AWSマネジメントコンソールのS3ページのバケットを選択すると中にデータが入っているか確認できます。
最後に
説明はわかりやすかったですか?
Cyberduckをダウンロードする方法から、作成したS3バケットに接続し、ファイルを転送する方法を紹介しました。Cyberduckを使うことにより、Macから無料で簡単にAmazon S3に同期できるようになります。
さあ、あなたもデータと一緒にクラウドの世界に足を踏み入れてみてください!