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Math
Dartでは算術用関数の一部は数値オブジェクト自身に実装され、(「abs()」や「round()」など)それ以外はグローバル関数として用意されています。(以前は「Math」インタフェースの静的関数でした。)
数値の絶対値を取得したい
数値オブジェクトが持つ「abs()」を利用します。
(-4).abs(); // == 4
-4を括弧で括らないと以下のように評価してしまうようなので注意が必要です。
-(4.abs()); // == -4
今後修正されるかもしれません。
数値を切り上げしたい
数値オブジェクトが持つ「ceil()」を利用します。
4.89.ceil(); // == 5
数値を切り捨てしたい
数値オブジェクトが持つ「floor()」を利用します。
4.89.floor(); // == 4
乱数を取得したい
「math」ライブラリの「Random」オブジェクトを利用します。
Random ran = new Random();
ran.nextDouble();
三角関数を使用したい
グローバル関数の「sin()」「cos()」などを利用します。
sin(PI/2); // == 1
cos(PI); // == -1
文字列を数値へ変換したい
グローバル関数の「parseInt()」「parseDouble」を利用します。
parseInt('3'); // == 3
parseDouble('3.14'); // == 3.14
parseInt('three'); // ERROR: throws BadNumberFormatException
注意
2012/06/29現在、mathライブラリは使用できなくなっています。Google グループのディスカッションによると、近日中のSDKリリースで使用できるようになるとのことです。