dbt Cloud での開発を自動化する強力な人工知能(AI)コパイロット機能『dbt Assist』がアナウンスされました。 #dbt

2024.05.15

日本時間2024年05月15日 午前1時から開催されていたdbt Cloudのウェビナーイベント『dbt Cloud Launch Showcase』。こちらのイベントで数多くの新機能、GAリリースの情報がアナウンスされていたのですが、その中でかなりインパクトの大きい新機能がアナウンスされていました。

当エントリではその中から『dbt Assist』という機能についてその概要を紹介したいと思います。

目次

 

前置き

冒頭紹介したイベント自体は日本時間2024年05月15日午前01:00〜02:30の90分の枠で行われていました。前半では近年どのサービスでも言及されているように、サービスxAIが如何に重要であるかをデータを元に解説。

  • 分析用のデータを準備するときに最も困難だと思うことは何ですか? - 10年前の最も困難な問題は、少なくともdbtユーザーにとっては解決している。

Al領域におけるdbtの採用が加速している - あなたのチームは現在、AIモデルのトレーニング用のデータを管理していますか?

AIの範囲は今後も広範囲に及ぶ可能性があり、データチームの働き方に影響を与えている。近い将来、AIがデータワークフローに大きなメリットをもたらすのはどの分野だと思うか?

「分析および IT リーダーの 86% は、Al の出力はデータ入力と同じくらい優れていることに同意しています。」

Alおよびデータスタックの連携には『コントロールプレーン』が必要です。

そして、dbt Cloudはデータとデータのコントロールプレーンとなることが出来ます。

 

『dbt Assist』の紹介

そんな流れでdbt Cloudの機能として紹介されたのがこの『dbt Assist』です。dbt Assist は、ドキュメント、メトリクス、セマンティックモデル、テストの生成を支援する強力なAI機能です。

dbt Assistは強力な人工知能(AI)コパイロット(=副操縦士。人の操作をサポートする存在を示す言葉として多くの企業が使っている表現。※参考)機能で、dbt Cloud での開発を自動化し、機能するデータの提供に専念できるようにします。SQL及びPythonモデルのドキュメントとテストを、ボタンをクリックするだけでdbt Cloud IDE 内に直接生成し、短時間でより多くのことを達成できるようになる、という代物のようです。以下は関連ドキュメントからのイメージ画像引用。

こちらの機能は2024年05月15日現在ベータ版であり、dbt Cloud IDEでのみ利用可能です。

また、機能を使用するには、アクティブなdbt Cloud Enterpriseアカウントにてdbt LabsのOpenAIキーを使用することに同意する必要があります。

興味のある方(プライベートベータへの参加をご希望の方)は下記フォームへの登録を行うか、アカウントチームまで連絡する必要があるとのこと。

 

まとめ

という訳でdbt Cloudの新機能としてアナウンスされたAIコパイロット機能、『dbt Assist』の速報的紹介内容でした。ついにAI連携の波がdbtにも来たか!という感じです。実際どのような効率化、高速化が図れるのかとっても楽しみですね!