dbt CloudのNew IDEで追加された3つの新機能を試してみた #dbt
さがらです。
先日(10月28日頃)、dbt CloudのNew IDEがGAとなりました!
New IDEではUIがより使いやすくなったり、IDEの立ち上げ速度が向上するなど、ユーザー体験がより良いものとなっています。以前、私もBeta版を試してブログを書いていますので、参考にしてみてください。
そして、今回のGAに伴い、IDEに関する新しい3つの機能がプレビューとして提供されていましたので、その3つの機能について本記事でまとめてみます。
Code formatter
まず1つ目として、Code formatterの機能が追加されました。
SQLのformatterは様々なものがありますが、sqlfmtというformatterが使用されているようです。
使い方はとても簡単!IDEのエディター欄の右上にFormat
というボタンがあるのでこれを押してみます。
すると、あっという間に開いている.sqlファイルの内容がフォーマットされました!フォーマット前はインデントされておらず読みにくいSQL文でしたが、適切にインデントされて読みやすい形になりました。
Diff view
次に2つ目として、コミット前にどのようにコードを書き換えたがわかるDiff viewが追加されました。
IDEの左側にChanges
という欄が追加されており、コミット前に何かしら変更があったファイルの一覧が出てきます。この中からDiff viewを見たいファイルをクリックすると、下図のようにDiff viewを見ることが出来ます。
Autocomplete
最後に3つ目として、汎用的なJinjaを用いたref
やsource
、macro
などのコードブロックを自動で記述してくれるAutocompleteの機能が追加されました。
例えば、ref
を書きたいとします。
IDE上で__ref
と入力すると、下図のように候補が出てきます。
この上で、候補の中から__ref
をクリックしたりEnterキーで指定すると、{{ ref('model_name') }}
に自動で書き換わりました!
これは、source
にも対応しています。__so
と入力するだけでsource
の候補が出てきますので、それを指定すると、{{ source('source_name', 'object_name') }}
に自動で置き換わります。
macro
を作りたい場合には、このようにコードブロックを自動で生成してくれます。
最後に
dbt CloudのNew IDEで追加された3つの新機能を試してみました。
こちらの新機能は現在プレビューとのことですが、11月16日頃にGAになるとこちらの記事には書いてありました。(New IDEのGAも2週間ほど予定より遅れていたので、こちらも遅れるかもしれませんが…)
いずれも更にIDEを使いやすくする機能だと思いますので、GAとなるのが楽しみですね!