[レポート]Developers.IO 2019 Tokyo「DeepRacer発のモビリティコミュニティとちょっと自動運転の話」 #cmdevio

2019.11.01

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初めての方、初めまして。そうでもない方、お久しぶりです。

タケダノです。

全国津々浦々で開催されているDevelopers.IO 2019、2019/11/01にその東京編が開催されました。

さて、今回その中で「DeepRacer発のモビリティコミュニティとちょっと自動運転の話」というセッションについて参加したのでレポートします。

 

登壇者について

登壇者はボッシュ株式会社 Connected Parking Technical Project Manager 阿蘓将也 氏 阿蘇さんはボッシュ株式会社というドイツ系自動車部品の開発・製造・販売、および自動車機器や電動工具などの輸入・販売を行う企業に勤めながらも、DEEP4DRIVEというコミュニティで活躍されています。

https://www.deep4drive.com/

実はクラスメソッドはD4DコミュニティにおいてDeepRacerの活動支援を行っています。というタケダノもDeepRacerではTempra-DevelopersIOの名でAWS DeepRacer Virtual Circutiに参加する社内DeepRacer同好会の一員です。

発表について

みなさんは仕事以外でアウトプットってしていますか?と言う問いかけから始まりました。 阿蘇さんは、そのアウトプットの1つとしてコミュニティ活動をしているということでした。

- 自己紹介について

  • ボッシュという会社は自動車メーカーに部品や要素技術を修めている。
  • JR東日本主催のハッカソンで評価して頂いたモビリティサービス開発をしている。

- ボッシュ・自動運転/コネクテッドパーキング

  • ボッシュというとドリルなどの電動工具の印象が多い。だが6割以上は自動車部品。
  • ちなみに自動運転関係で働いている人達は世界中に4,000人いると言われている。
  • 一般道の自動運転と、高速道路の自動運転は分けて考えられており、ロボットの開発も行われている。
  • バレー駐車は米国ではよくあるが日本ではまだない。
  • ドイツでは死亡事故では無く軽度の事故の40%は駐車場で発生している。
  • ドイツでは駐車場を探すのに掛かる時間20-30分。
  • ドイツの都市圏内の30%が駐車場を探している。
  • 自動バレーパーキング:ドライバーレスによる自動駐車。
  • 車が見て、車が考えて、車が動く自動駐車が多い。
  • スイカ割りみたいな、回りの指示によって動く仕組み。
  • Connected Parkingのコンセプトと要求仕様について紹介。
  • 完成車出荷などに活かすことが出来る。
  • 工場内の構内物流に使うことの可能性を模索している。

- モビリティコミュニティ DEEP4DRIVE

  • 最初にAWSでDeepRacerをやるときに手を挙げたら10人くらい集まった。
  • 友人宅にお邪魔したら、ルンバとラズベリーパイとカメラで、見守ってくれるルンバを見せてくれた。
  • 一方で、そのモチベーションで動いているエンジニアという人種を確認した。
  • 興味、好奇心がある人達、同じモチベーションを持った人達と同じ方向性を持って取り組むと新しい価値を提供出来ると思った。
  • 「モビリティのミライをオープンイノベーションで」というコンセプト。
  • 現在コミュニティメンバー35名。
  • メインスポンサー:クラスメソッド株式会社

- AWS DeepRacer

  • 東京AWS Summitでは当然トップを狙っていたが4位、5位になってしまった。
  • シミュレーション上では1つの車輪がコースアウトすると終わるが、実機の場合動く。
  • 実機の場合慣性でぬけるところなどさじ加減が難しかった。
  • 昨日10月のトロントコースが終わった。
  • クラスメソッドとD4Dで上位を占めることが出来たが3位以内には入れなかった。

- NewHere Project

  • モビリティ領域の新サービス創出プログラム。
  • 「列車内ストレス環境の見える化」について初期アイデアを出した。
  • 乗車率を見たからと言って満員電車に乗ることを辞めないということは、自分事に落とし込めていないと考えた。
  • 乗車率、車内温度、においなど、ストレスを数値化してストレスとして指標にするちおうアイデアで採用となった。
  • 本質を多くのメンバーとワークショップでディスカッションをした。 -「毎日の移動に”ちょっとした”新しい体験を」をコンセプトにしている。
  • 同じ移動なのに通勤と旅では大きく異なる。
  • AR(拡張現実)を使った身体兼アドトレイン:車両にあるサイネージに専用アプリをかざすとちょっとした「非日常」や「未来感」を味わえる広告。

- 11月からまた新しいプロジェクトを始める

  • Deep4Driveのコミュニティに入ってみたい人一緒にモビリティの未来を作りませんか?

というお話でした。

11月16日(土)にアイデア村を開催されるということなので興味がある方は予定を空けておいてみてはいかがでしょうか。 阿蘇様ありがとうございました。