[セッションレポート] DevelopersIO 2023「成果報告!~23年新卒ズがスクラム開発やってみた~」

DevelopersIO 2023のサブセッションに新卒枠で登壇してきました。今回は新卒枠としての登壇が決定するまでの流れや、当日のセッションについて紹介したいと思います。
2023.07.11

はじめに

こんにちは!おのやんです。

先日、弊社のオフラインイベントであるDevelopersIO 2023のサブセッションに、新卒枠で登壇してきました!

今回は、DevelopersIO 2023に新卒枠として登壇した流れだったり、当日のセッションについて紹介していきたいと思います。

概要・登壇資料

DevelopersIO 2023の当日は、ブログに書いた新卒チーム開発研修をより詳細に説明させていただいたほか、システムの構成図や裏話も紹介させていただきました。こちらにスライドを共有しておきます!

なお、「新卒」とあるように、当日は2023年度新卒同期の稲葉くんと合同で発表しました。スライドの方も、稲葉くんと合体したものを使っていました。今回共有するのは、私が作成・発表した分になります。

稲葉くん視点ののセッションレポートがこちらになります!

発表内容

DevelopersIO 2023で発表させていただいた際は主に以下の視点からお話しさせていただきました。

  • 作成したプロダクト
  • チーム開発研修でやったこと
  • 研修を通しての学び

作成したプロダクト

私たちのチームは、「日比谷オフィスの個人ブースの利用状況が一目でわかるWebアプリケーション Hitome(ひとめ)」を作りました。

日比谷オフィスには、お客様とのミーティングなどを行う際に予約なしで使える個人用ワークポッドが設置されています。予約なしで使えるため、急にお客様とのMTGが必要になったときなど、気軽に使用することができます。

一方で、予約なしで使えるため、使用状況を目視で確認する必要があります。日比谷オフィスはけっこう広いため、空きブースを見つけるだけでも結構手間になったりします。

そこで、個人ブース内にSwitchBotを設置して人物を検知して、そのデータ表示させるアプリを作成しました。

チーム開発研修でやったこと

チーム開発研修では、1周目に開発の準備を行い、残りの3週で開発を行いました。

基本は1日の中でプランニング・スプリント・レビュー・レトロスペクティヴを回していきました。

はじめてのスクラムをこれで回していったので、研修が終わるまではこれが普通なのかなと思っていました。しかし、実際問題1日でスプリントを回すのは相当大変だそうで、先輩社員の方から哀れみのコメントをいただきました笑

研修を通しての学び

今回の研修を通じて、多くの学びを得ることができました。今回はそういった学びの中から2つ紹介しました。

1つ目が議論することの大切さです。

チームで開発する以上、人によっては問題にぶち当たってどん詰まることもあります。そういった時は、さっさと他のメンバーに共有・相談するようにしました。そうすることで、今何に悩んでいるのかを把握し、とりあえずの進行方向を決めることができます。間違っていたらその都度修正すればいいですし、短い周期での実行・修正を繰り返すことであるべき姿に収束させることができます。

2つ目が教える側の学びです。

新卒メンバー・メンター合同でどんな学びがあったかを共有する機会がありました。そこで、講師の方が「1日でスプリントを回したからか、チームの立ち上がりが早かったですね。勉強になりました」と話してくれました。教わる側だけではなく、教える側の学びもあるという視点が新鮮でした。

おまけ

このままだと、ブログの内容をただ紹介しているだけになってしまいます!

ということで、新卒研修中のやらかし・ハプニングレポートを最後に紹介させていただきました。中にはガチでやばいやらかしも含まれていますが、既に対処済みですのでご安心を。

登壇までの流れ

ここからは、実際に登壇が決定してからセッションで発表するまでどんなことがあったのかを紹介します。

登壇決定

クラスメソッドでは、新卒研修の最後の1ヶ月を使ってチーム開発研修を行います。ここでは、新卒メンバーがチームを組んで、スクラムを回しながらプロダクト開発を進めていきます。詳細はこちらで紹介しています。

この研修が始まる少し前に、「7月に開催されるイベントで登壇してみませんか?」というメッセージが先輩社員の方からSlackで投稿されました。

DevelopersIO Day Oneでスタッフとして参加させていただいた時は会場スタッフに徹していました。社員の方とも「次は登壇だね!!!」みたいなお話をしていました笑。そういう経緯もあり「登壇?今しかねぇ!」と手を挙げました。

最終的には、同じように手を挙げた稲葉くんと合同で登壇することが決定しました!やるぞやるぞ!

増枠

DeveloperIO 2023の申し込みが始まってしばらくして、「新卒の登壇枠の定員がいっぱいになっちゃったので、増枠させてください!」と連絡をいただきました。ということで、2回目の登壇が決定しました。

何気にクラスメソッドのイベントでは初めての登壇だったので、いきなり2枠に増えて震えました。

構成見直し

登壇資料の作成をすすめている時に、運営の元締めをされている嵩原さんとDeveloperIO 2023についてお話しする機会がありました。そのとき嵩原さんは「ブログにわざわざ書かないような、対面でしか喋れないようなことを発表できて、それで初めてオフラインイベントの価値が出るんですよ!」と熱弁されていました。

今までの準備では、新卒チーム開発研修ブログの内容をそのままスライドに起こそうとしていましたが、その言葉を聞いて「確かに〜」と思いました。そこで一旦スライドの構成をリセットして、イチから内容を書き直すことにしました。その結果、上で紹介したようなスライドになったわけです。嵩原さん、ありがとうございます!

いざ東京へ

もともとDevelopersIO 2023の会場スタッフとして動くことは決定していました。私の勤務地が福岡オフィスだったということもあり、開催初日の2023/7/7(金)は飛行機で東京まで飛んでいきました。

7/7はセッションの日ではなかったので、主にメインセッション会場での受付誘導として動きました。

登壇・発表

私は7/8(土)のサブセッション枠として登壇予定でした。そのため、メインセッション会場の誘導係を早めに切り上げて、スライド資料の見直しを行いました。

当日は午前と午後の2枠で登壇させていただきました。いずれの発表も、皆さん興味深く聴講してくださりました。

登壇者は、発表の後にAsk the Speaker(登壇者と対面でおしゃべりできるブース)でお客様と対応していました。私たちも例に漏れずお客様とお話をさせていただきました。

このAsk the Speakerを通して感じたのが、新卒がスクラム開発をやったという内容がみなさんすごい気になるんだなということです。実際にお話ししたお客様の中でも、すごい積極的に質問してくださる方が多かったです。

  • 新卒だけでスクラムを回したのか?
  • 誰がスクラムマスターを務めたのか?
  • どういうツールを使ったのか?
  • どうやってオンラインコミュニケーションを取っていたか?
  • メンバー間でどういう動きをしたか?
  • どこまで研修で決まっていたのか?
  • 新卒はどこまで自由にできたのか?
  • メンバーの技術スタックはどうだったか?

などなど。新卒の教育担当の方や現場にスクラムを使った開発を導入したいマネージャーの方など、いろんなお客様とお話しさせていただきました。

こういった話をしていく中で、新卒だけでスクラムを回し切ったのが結構すごいことだと気づかされました。やはり開発やスクラムの経験がそこまで多くない状態だと、どこかでテコ入れをする必要があるとのことで、そのやり方や加減をとても気にしている方が多かったです。

さいごに

みなさん興味津々という感じで聴講してくださったので、Ask the Speakerも合計2時間半くらいお話ししました。クラスメソッドのサブセッション登壇者の中では、ダントツでAsk the Speakerやったと思っています。

今回の新卒ズのセッションが参考になれば幸いです。次は技術的なテーマで登壇したいですね。では!