Docker Hubから.NET Core 2.1 イメージが削除されます

2021.08.19

いわさです。

ご存知の方も多いと思いますが、2021年8月21日で.NET Core 2.1のサポートが終了します。

そして、AWS Lambdaでも非推奨フェーズに入ります。

2021年9月20日からPhase1(セキュリティパッチなどが適用されなくなる)となり、2021年10月20日からPhase2(関数の作成または更新が出来なくなる)となります。

実は、上記以外に影響が出そうなイベントがあります。

Docker Hubからイメージが削除される

Docker Hubから .NET Core 2.1のコンテナイメージが削除されるとのことで、Microsoft Container Registry(MCR)のイメージを使うように案内がされています。

Microsoftは2018年5月以降、一部のイメージをDocker Hubに残しつつ、MCRにも用意をしていました。

削除後にDocker Hubのイメージを参照している場合、例えばCI/CDパイプラインや、コンテナのビルドで失敗することになりそうです。

対応

先程のこちらのリンクにDocker HubコンテナイメージとMCRコンテナイメージの対応表が掲載されています。

イメージの内容はどちらも同じものです。

DockerFileであれば以下のように修正するのが良いですね。

Before

FROM microsoft/dotnet:2.1-aspnetcore-runtime AS base
WORKDIR /app
EXPOSE 80
EXPOSE 443

FROM microsoft/dotnet:2.1-sdk AS build
WORKDIR /src
COPY ["hogecore2.csproj", "hogecore2/"]
RUN dotnet restore "hogecore2/hogecore2.csproj"
COPY . ./hogecore2/
WORKDIR "/src/hogecore2"
RUN dotnet build "hogecore2.csproj" -c Release -o /app

FROM build AS publish
RUN dotnet publish "hogecore2.csproj" -c Release -o /app

FROM base AS final
WORKDIR /app
COPY --from=publish /app .
ENTRYPOINT ["dotnet", "hoge.dll"]

After

FROM mcr.microsoft.com/dotnet/aspnet:2.1 AS base
WORKDIR /app
EXPOSE 80
EXPOSE 443

FROM mcr.microsoft.com/dotnet/sdk:2.1 AS build
WORKDIR /src
COPY ["hogecore2/hogecore2.csproj", "hogecore2/"]
RUN dotnet restore "hogecore2/hogecore2.csproj"
COPY . .
WORKDIR "/src/hogecore2"
RUN dotnet build "hogecore2.csproj" -c Release -o /app/build

FROM build AS publish
RUN dotnet publish "hogecore2.csproj" -c Release -o /app/publish

FROM base AS final
WORKDIR /app
COPY --from=publish /app/publish .
ENTRYPOINT ["dotnet", "hogecore2.dll"]

ちなみに、Visual StudioのDockerサポート機能などで自動生成されるDockerFileは既に対応済みでした。

まとめ

ランタイムのサポートが切れるということで、.NET Core 3や5に移行済みの方がほとんどだとは思いますが、事情があって移行出来ていない あるいは移行の目処が立っていない方もゼロではないはずです。
ランタイムのアップデートがもちろん推奨されますが、難しい場合は参照先コンテナレジストリの変更だけでも対応しておきましょう。