[アップデート] Amazon DocumentDB の Elastic クラスターでも停止が出来るようになりました

[アップデート] Amazon DocumentDB の Elastic クラスターでも停止が出来るようになりました

Clock Icon2024.03.07

いわさです。

先ほど DocumentDB を検証していて気がついたのですが、DocumentDB の Elastic クラスターが停止出来るようになっていました。

Aamzon DocumentDB は現在は 2 つのクラスタータイプが選択が可能です。
ひとつは昔からある「インスタンスベースのクラスター」で、もう一つは 2022 年の re:Invent で GA となった「Elastic クラスター」です。
re:Invent での GA 後、翌年の 3 月には東京リージョンでも利用可能になっていました。

インスタンスベースクラスターはクラスターの停止がサポートされており、開発環境などの継続的に稼働している必要の無い環境を停止させることでコストを抑えることが可能でしたが、Elastic クラスターはこれまで停止機能がサポートされていませんでした。

アップデートアナウンスを見落としていたのですが、先月に Elastic クラスターに関するいくつかのアップデートがアナウンスされており、その中の一つとして開始・停止機能のサポートがありました。

従来どおりクラスターアクションから停止できる

使い方はインスタンスベースと同じで、実行中のクラスターを選択してアクションメニューから停止操作を行うだけです。

停止まで 10 分以上かかりました。

停止状態になると、ストレージとスナップショットの分だけ料金は引き続き発生しますが、クラスターの使用料自体は発生しなくなります。
ただし、停止操作時には RDS のように注意メッセージは表示されないのですが、公式ドキュメントによるとインスタンスベースクラスターと同様に、停止から 7 日後に自動起動されるとのことです。

クラスターの停止中は、設定変更や手動スナップショットの取得などの管理操作を行うことは出来ず、削除操作も出来ません。
さらに、スケジュールされたメンテナンスや自動バックアップも実行されなくなります。
なお、停止を行っている場合でもバックアップの保持期間は延長されないそうなので、API などで継続的に停止する仕組みを導入する場合などは気をつけたほうが良さそうですね。

停止中のクラスターに行える操作は「開始」のみです。

さいごに

本日は Amazon DocumentDB の Elastic クラスターでも停止が出来るようになっていたので紹介しました。

まだ制限事項も多い Elastic クラスターですが少しづつアップデートされてますね。
導入していて開発環境などが存在している場合はこの機能を使ってコスト抑制を行うことが出来そうです。

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.